2021.8.31

「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展が兵庫県立美術館と東京ステーションギャラリーで開催。大英図書館所蔵の魔法や魔術の資料を展示

兵庫県立美術館と東京ステーションギャラリーで、展覧会「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展が開催。直筆原稿やスケッチに加え、 大英図書館が所蔵する魔法や魔術に関わる書籍や資料などを紹介する。会期は兵庫県美が9月11日~11月7日、ステーションギャラリーが12月18日~2022年3月27日。

ジム・ケイ 『ハリー・ポッターと賢者の石』の9と3/4番線の習作 ブルームズベリー社蔵 (c)Bloomsbury Publishing Plc 2015
前へ
次へ

 兵庫県立美術館と東京ステーションギャラリーで、イギリスのファンタジー小説『ハリー・ポッターと賢者の石』の出版20周年を記念して、展覧会「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展が開催される。会期は兵庫県美が9月11日~11月7日、ステーションギャラリーが12月18日~2022年3月27日。

大英図書館の展示風景 (c)Easy Tiger Creative

  「ハリー・ポッター」は、イギリスの作家J.K.ローリングによって著されたファンタジー小説シリーズ。1997年にシリーズ第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』がロンドンのブルームズベリー社から刊行され、世界的ベストセラーとなった。

J.K.ローリング ダイアゴン横丁の入り口のスケッチ 1990 J.K.ローリング蔵 (c)J.K.Rowling

 本展は、「ハリー・ポッター」シリーズの原作者であるJ.K.ローリングの直筆原稿やスケッチに加え、 大英図書館が所蔵する貴重な書籍や資料などを紹介することで、作品世界の底流にある言い伝えや魔法の歴史をひも解くもの。

ヤコブ・マイデンバッハ『健康の庭』(1491) 大英図書館蔵 (c)British Library Board
『古代エジプト占い師最後の遺産』(1775) 大英図書館蔵 (c)British Library Board ※兵庫会場では別頁を展示

 展示は、主人公・ハリーが学んだホグワーツ魔法魔術学校の科目に沿った10章で構成。古今より試みられてきた製薬の歴史を紹介する「魔法薬学」、中世ヨーロッパで流行し科学の発展にも寄与した「錬金術」、未来の予測を目論見ながら発展した「天文学」といった章が設けられ、薬草書や魔術書、レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチなど、世界各国に古くから伝わる、各時代の人々が信じた魔法や魔術の記録を展示する。

「薬草書」(15世紀) 大英図書館蔵 (c)British Library Board
レオナルド・ダ・ヴィンチ 天体にまつわるメモとスケッチ 1506〜1508頃 大英図書館蔵 (c)British Library Board

 本展は、大英図書館が2017年に企画・開催した展覧会「Harry Potter: A History of Magic」の国際巡回展で、大英図書館の大規模な展覧会が日本に巡回するのは初。作品世界の紹介に加えて、同館のコレクションの一端を見ることができる。

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス 魔法円 1886 キャンバスに油彩 テート蔵 (c)Tate, London 2019
『動物誌』(1595) 大英図書館蔵 (c)British Library Board
『エチオピアの魔術書』(1750) 大英図書館蔵 (c)British Library Board