即席ラジオ局から一流の演劇をお届け。アフターコロナの世界に向けたSPACの新企画

SPACが、新型コロナウイルスの影響の長期化を懸念して、新企画「SPAC 出張ラヂヲ局 ~電波で演劇とどけます!~」を立ち上げた。本企画は、高齢者福祉施設や児童福祉施設などを対象に、SPACの演劇を即席のラジオ局から届けるというものだ。俳優と入所者、施設のスタッフとの直接の接触はなく、安心してプロの俳優による一流のパフォーマンスを生で楽しむことができる。

「SPAC 出張ラヂヲ局 ~電波で演劇とどけます!~」より 写真提供=SPAC

 新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言は解除されたものの、新しい生活様式が提唱されるなど、その影響の長期化が懸念される今日。SPAC(Shizuoka Performing Arts Center)は、緊急事態宣言下にあった4月末から5月上旬にかけて、自宅でも舞台芸術や演劇作品に楽しむことのできるオンライン国際フェスティバル「くものうえ⇅せかい演劇祭」を開催したほか、現在も生電話でSPAC俳優のライブ朗読を楽しむことができる「でんわde名作劇場」を実施中だ。

 そして今回、「SPAC 出張ラヂヲ局~電波で演劇とどけます!~」を新たに立ち上げた。本企画は、高齢者福祉施設や児童福祉施設などを対象に、SPACの演劇を即席のラジオ局から届けるというものだ。

 俳優は、実施施設の近くに小型電波発信機を持って直接足を運び、名作の朗読やトーク、楽器の演奏などを、施設の外からFM波に乗せて送信。リスナーは、建物内にてラジオなどで受信して聴取可能だ。本企画では、俳優と入所者、施設のスタッフとの直接の接触はなく、安心してプロの俳優による一流のパフォーマンスを生で楽しむことができる。

「SPAC 出張ラヂヲ局 ~電波で演劇とどけます!~」より 写真提供=SPAC
「SPAC 出張ラヂヲ局 ~電波で演劇とどけます!~」より 写真提供=SPAC

編集部

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