50年以上活動を続ける作家と「絵画」を考える展覧会が名古屋で

70代、80代のアーティストとともに、絵画のこれからについて考える展覧会「絵画の何か Part2」が、1月28日よりMinatomachi POTLUCK BUILDING(名古屋)で開催される。参加作家は加藤松雄、原健、山村國晶の3組。

加藤松雄 磁場に向けて 16-22 2016

 名古屋の港まちを舞台とするアートプログラム「Minatomachi Art Table, Nagoya(MAT, Nagoya)」では、2015年10月より現代アートの展覧会を展開してきた。

 「絵画の何か」は、名古屋を拠点に活動する美術家・佐藤克久とともに企画し、昨年度に開催したPart 1では絵画と立体を手法に制作する若手アーティスト4名による展覧会を開催した。Part 2の本展では「何か=ニュー・オールド・マスター」と仮定し、今もなお活動を続ける70〜80代のアーティストの作品を展示する。

 参加作家は、画面一面に長方形が無数に配置された抽象画シリーズ「磁場に向けて」を制作する1935年生まれの加藤松雄、腕の一振りや鼓動など、身体性を意識し描いた色彩豊かな作品を手がける42年生まれの原健、東洋的な色彩を用いて抽象画を描く42年生まれの山村國晶の3組。

 会期中は、全3回で構成するトークシリーズ「絵画の夕べ」も予定し、展覧会とともに絵画の可能性を探る。

編集部

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