息をのむ写実絵画の世界。「超写実絵画の襲来」展がBunkamura ザ・ミュージアムで開催

現在、ブームとも言える盛り上がりを見せる写実絵画。その世界を紹介する展覧会「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」が、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催される。会期は2020年3月18日~5月11日(18〜19は臨時休館)。

生島浩 5:55 2007-10

 細密かつ丁寧に長い時間をかけて描かれ、1年に数点しか完成しない写実絵画。現在、ブームとも言える盛り上がりを見せるその世界を紹介する展覧会「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」が、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。

 本展は、「写実絵画の殿堂」と呼ばれるホキ美術館の所蔵作品を紹介するもの。同館は2010年千葉市に開館し、その写実絵画コレクションは約480点にのぼる。現代作家による名品のほか、同館のための描き下ろしを中心とした大作「私の代表作」コーナーを常設展示している。

石黒賢一郎 存在の在処 2001-11

 今回はそんなホキ美術館から、現在の写実絵画を代表する作家による選りすぐりの作品が一堂に集結。バラエティに富んだ作品で、その醍醐味を楽しむことができる。

 主な出展作家は森本草介、野田弘志、中山忠彦、青木敏郎、島村信之、小尾修、五味文彦、大畑稔浩、生島浩、磯江毅、原雅幸、石黒賢一郎、塩谷亮など。なかでも生島の作品《5:55》(2007-10)や石黒の《存在の在処》(2001-11)は、ホキ美術館開館当時から熱い人気を誇る作品群。この機会に、思わず息をのむような写実絵画の世界を体験してみてはいかがだろうか。

五味文彦 いにしえの王は語る 2018
野田弘志 聖なるものTHE-Ⅳ 2013

編集部

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