ピクニック、釣り、スケートボードからはじまる表現とは。市原湖畔美術館で「そとのあそび展」が開催中

周囲を自然に囲まれた開放的な市原湖畔美術館で、14組のアーティストからなる「そとのあそび展 ~ピクニックからスケートボードまで~」が開催中だ。本展のテーマはピクニックや路上観察、釣り、クライミング、スケートボードなど、「そとのあそび」から派生した表現。会期は7月14日~9月17日。

菊地良太 ride on time 2015

 「そとのあそび」をテーマにしたグループ展「そとのあそび展 ~ピクニックからスケートボードまで~」が、市原湖畔美術館で開催中だ。

 「そとのあそび」とは、ピクニックや路上観察、釣り、クライミング、スケートボードなど、屋外で行うレクリエーションのこと。川や湖、森など周囲を自然に囲まれた市原湖畔美術館において、これら「そとのあそび」から派生した表現が集まる。

東京ピクニッククラブ 参考画像

 国内のグラフィティシーンを牽引するパイオニアのひとりであり、2017年よりインスタレーション制作を本格始動したsnipe1の壁画は本展の見どころのひとつ。今回は、エントランスのパーネントワークに自身の壁画を組み合わせ、美術館のエントランス風景の一新を試みる。

 また、東京を代表するストリート・スケーター、森田貴宏は美術館全体をスケートボーディングのフィールドとしてとらえた大規模なインスタレーションを発表。スケートボーディングの身体的感覚を伝える「装置」に注目したい。

 いっぽう、ストリートカルチャーに関わる不特定多数のメンバーからなる「EVERYDAY HOLIDAY SQUAD」は、美術館の目の前に広がる高滝湖で開催される「ブラックバス釣り大会」と美術館をつなげる。

EVERYDAY HOLIDAY SQUAD バス釣りをテーマにした新作のためのスケッチ

 そのほか参加アーティストは、小畑多丘、菊地良太、木村崇人、切腹ピストルズ、高田光、高橋臨太郎、Chim↑Pom、東京ピクニッククラブ、宮原嵩広、森山泰地、路上観察学会。

 会期中にはワークショップ、ピクニックなど、親子で参加できるイベントも盛りだくさんの本展。夏休みにチェックしたい展覧会だ。

編集部

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