「そとのあそび」をテーマにしたグループ展「そとのあそび展 ~ピクニックからスケートボードまで~」が、市原湖畔美術館で開催中だ。
「そとのあそび」とは、ピクニックや路上観察、釣り、クライミング、スケートボードなど、屋外で行うレクリエーションのこと。川や湖、森など周囲を自然に囲まれた市原湖畔美術館において、これら「そとのあそび」から派生した表現が集まる。
国内のグラフィティシーンを牽引するパイオニアのひとりであり、2017年よりインスタレーション制作を本格始動したsnipe1の壁画は本展の見どころのひとつ。今回は、エントランスのパーネントワークに自身の壁画を組み合わせ、美術館のエントランス風景の一新を試みる。
また、東京を代表するストリート・スケーター、森田貴宏は美術館全体をスケートボーディングのフィールドとしてとらえた大規模なインスタレーションを発表。スケートボーディングの身体的感覚を伝える「装置」に注目したい。
いっぽう、ストリートカルチャーに関わる不特定多数のメンバーからなる「EVERYDAY HOLIDAY SQUAD」は、美術館の目の前に広がる高滝湖で開催される「ブラックバス釣り大会」と美術館をつなげる。
そのほか参加アーティストは、小畑多丘、菊地良太、木村崇人、切腹ピストルズ、高田光、高橋臨太郎、Chim↑Pom、東京ピクニッククラブ、宮原嵩広、森山泰地、路上観察学会。
会期中にはワークショップ、ピクニックなど、親子で参加できるイベントも盛りだくさんの本展。夏休みにチェックしたい展覧会だ。