本企画は、インディペンデント・ブックレーベル「torch press」にてアートブックを手がける網野奈央と、さまざまなジャンルで活躍するクリエーターのアートをスカーフにし、それらをアート作品として販売するプロジェクト「ditto」を行う佐々木奈美にフォーカス。普段はアーティストの陰に隠れているが、独自の関わり方をしている2人に焦点を当て、アーティストと協働してコマーシャル・ギャラリーの空間を築いていくというもの。
本展では、網野と佐々木、そして同ギャラリーの大柄聡子が各1名ずつ候補アーティストを選出し、3名のアーティストが印刷物やスカーフといったマルチプル作品を1点制作し、展示する。
参加作家は、コラージュ的手法で立体作品を制作する金氏徹平、タイポグラフィを基軸としたデザインや映像作品を手がける大原大次郎、アートディレクターとしても活動する角田純の3組。なお、本企画から生まれたdittoのスカーフは、期間限定で受注販売される。