千葉正也、⼩林正⼈、リー・キット、⼭本篤によるグループ展「どう⽣きるか #2 六本⽊にて」が、東京・六本木のシュウゴアーツで開催される。本展は「どう生きるか #1 相模原にて 振る舞い、怒り、優しさ などについて」(アートラボはしもと、2016)に続く展覧会であり、今回も千葉正也がキュレーションを担当する。
本展は、無骨でありながらどこか核心を突くような、「武⽥実三」のテキストから出発する。
『俺は、太陽の光の下に⾏くと訳が解らなくなってしまう時がある。綺麗すぎるのか、何なのか。何かアレが重要なのか。それと関係あると思うんだが、みんな画像、⾊んな像を⾷って⽣きてるように⾒える。で、どれを⾷えば安全で⾝体に良いとか、こんな料理が出来ました、とか⾔いだす⼈じゃなくて。そもそもこれは何だ、これをどうするの、と驚いて痙攣したままそれを扱っている⼈達の作品を参考にしたいと思った。どう⽣きるか、の。』
本展では、千葉、小林、キットが新作を、山本は膨大な過去作の中から千葉が入念に選んだ映像作品を発表。今日の美術界で注目を集める4名の作家たちが、つねに社会とともに揺らぎ続ける「どう生きるか」というテーマを六本木で再考する。