東京と仙台、ロンドンに拠点を置くビジュアルデザインスタジオ・WOW(ワウ)は、1997年の設立以来、CG映像から始まり、UI/UX デザイン、空間インスタレーション、プロダクトや建築に至るまで、「視覚的なモノ・コト(=ビジュアル)はすべてデザインの対象である」というコンセプトのもと様々なフィールドで活動を展開してきた。
本展は、昨年20周年を迎えたWOWの過去・現在・未来を、表参道・スパイラルの1階から3階まですべてを使って紹介するもの。WOWが都内で大規模な一般公開のオリジナル展示を行うのはこれが初の試みとなる。
映像作品のヒストリー展示や、吹き抜けの空間を使った巨大インスタレーション《wind form_03》、デザイナーのマーク・ニューソンとのコラボレーションによる日本刀「aikuchi」、伝統行事をモチーフにしたインタラクティブ・インスタレーション《BAKERU》といったアーカイブ作品のほか、透明有機ELディスプレイ20枚を用いて自然界の現象を身体的/空間的に提示する新作の体験型作品《RENDER》も初公開される。