INTERVIEW - 2017.3.11福島県で暮らし、見つめるメディアの過去、現在、未来。 竹内公太インタビュー《石碑を二度撮る》より 107p300 四倉魚市場記念碑 左:竹内公太 右:斎藤伊知郎撮影写真《変身》のインスタレーション風景。『近代いわき経済史考』に掲載されている石碑のなかには、ほとんど標識や看板のような役割を持ったものもあったという 撮影=木奥恵三 © Kota Takeuchi, Courtesy of SNOW Contemporary《変身》より。「僕が巡った石碑はつくられてから100年以内のものがほとんどでしたが、それでも相当風化していたり、壊れていたり、ときには移動していたりする。石碑はつくって終わりではなく、残していく努力が必要なんです。そして、そのためにはしばしば権力が必要になることもあるということを考えると、単純に古いから良いものだとも言い切れない」 撮影=木奥恵三 © Kota Takeuchi, Courtesy of SNOW Contemporary竹内公太 ふるさとの合成 2010 ビデオ 54秒竹内公太 ポータブルマインド、横浜 2008「写真は石碑を石にする、それでも人は」展出品作のひとつ。「写実主義の画家・クールベが洞窟の前で自撮り棒を使ったら……」という設定の「セルフィー」《セルフィー・イン・サブライム – 洞窟》(2016)と、ある研究施設を見学した際の自身のセルフィー《セルフィー・イン・サブライム – HADES》(2016)を併置。取材しながら作品をつくるが、ニュートラルな記録ではなく、「誰が何を見るか」を意識的にパフォーマティブに演出しているという 撮影=木奥恵三 © Kota Takeuchi, Courtesy of SNOW Contemporary 個展「公然の秘密」(SNOW Contemporary、2012)の展示風景 撮影=土田祐介 ©Kota Takeuchi, Courtesy of SNOW Contemporary「指差し作業員」の映像。個展「Memory Bug」(Arts Catalyst 、ロンドン、2016)での展示風景 © Finger Pointing Worker竹内公太 三凾座の解体 2013 ビデオインスタレーション《ブックマーク》(2013-15)の展示風景。複数の石碑の文字をひとつずつ撮影して「我たシは石碑で無イケレど」という文をつくる 撮影=木奥恵三ロンドンでの個展「Memory Bug」(Arts Catalyst、2016) で展示された《消えたマガモを追う》(2016-)。フリックスボローの化学工場爆発事故(1974)の記念彫刻の再現作品。オリジナルの彫刻は事故から10年目の元旦に何者かによって盗まれた ©Kota Takeuchi《変身》より 094p245 米軍用機遭難追悼碑 (左:竹内公太撮影 右:斎藤伊知郎撮影)1 / 12 記事にもどる 編集部