ナン・ゴールディンとは何者か──4つのポイントから作家像にせまる
昨年の『ArtReview』によるアートシーンの影響力ランキング「Power 100」で1位を獲得したナン・ゴールディン。そのキャリアは性的マイノリティの知人らとの親密な関係性を切り取った写真から始まった。エイズ危機やオピオイド中毒といった社会問題、そしてアートを支える構造そのものを鋭く批判し続け、強い影響力を持つに至った彼女について知っておきたいことを、写真研究/美術批評の村上由鶴が解説する。
昨年の『ArtReview』によるアートシーンの影響力ランキング「Power 100」で1位を獲得したナン・ゴールディン。そのキャリアは性的マイノリティの知人らとの親密な関係性を切り取った写真から始まった。エイズ危機やオピオイド中毒といった社会問題、そしてアートを支える構造そのものを鋭く批判し続け、強い影響力を持つに至った彼女について知っておきたいことを、写真研究/美術批評の村上由鶴が解説する。
サザビーズが3月6日に開催したセールにおいて、女性作家による作品が存在感を示した。総出品数70点のうち2割となる14点を女性作家が占め、レコードを記録した作家も多い。サザビーズ・ロンドンのコンテンポラリーアート部門シニアスペシャリストであるエマ・ベーカーへの取材を通じ、女性アーティストへの再評価の機運を探る。
横浜美術館を中心に開催中の「第8回横浜トリエンナーレ」(~6月9日)。そのオフィシャルショップでチェックしたいグッズを、編集部がピックアップして紹介する。
世界で初めてモネの「睡蓮」を購入したアメリカのウスター美術館のコレクションはいかに構築されてきたのか。マティアス・ワシェック(ジーン&マイルス・マクドナー館長)、クレア・ウィットナー(キュラトリアル部門ディレクター、兼ジェームズ・A・ウェルヨーロッパ美術キュレーター)による寄稿をお届けする。*The English version is below the Japanese.
フランスで誕生した印象派は、その伝統の縛りを破った前衛的な表現ゆえに、なかなか認められず、すぐには絵も売れなかった。しかし、そんな印象派の絵を受け入れ、購入したのが裕福なアメリカ人たちだった。
大阪中之島美術館で開幕した「没後50年 福田平八郎」。そのオフィシャルショップでチェックしたいグッズを、編集部がピックアップして紹介する。
2024年1 月27日から東京都美術館で開催中の「アメリカ印象派」の画家を大きく取り上げた展覧会「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」。日本ではまだほとんど知られていない「アメリカ印象派」について掘り下げ、展覧会鑑賞の手助けになる10のヒントを紹介する。
フランスのハイジュエリーメゾン、ヴァン クリーフ&アーペルが主催する「ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル」のフェスティバルが、2023年10月からの約2ヶ月間、ニューヨークで開催された。そこで上演された演目のレポートと、プログラム ディレクターを務めるセルジュ・ローランへのインタビューをお届けする。
2024年3月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。
2月1日にリニューアルオープンした東京・町田市の南町田グランベリーパーク内にある「スヌーピーミュージアム」。そのオフィシャルショップでチェックしたいミュージアムオリジナルのグッズを、編集部がピックアップして紹介する。
フランスの美術学校でももっとも長い歴史を持ち、モロー、マティスにブランクーシなど数々の著名アーティストを輩出してきたパリ国立高等美術学校。同校を卒業するアーティストたちの創意やプロ意識とは? 昨今のボザールの取り組みやギャラリーとの連携も含め、リポートする。
国立情報学研究所、ポーラ美術館、東京藝術大学、東京大学、京都大学、三木学の共同チームは、藤田嗣治が1921年に描いた《ベッドの上の裸婦と犬》を主な対象とした調査を実施。藤田作品の特質たる乳白色の肌表現について、その秘密の一端が明らかになった。
国立新美術館で始まった「マティス 自由なフォルム」。巨匠マティスの切り紙絵にフォーカスしたこの展覧会をより楽しむための10の切り口をご紹介する。
2023年12月、アーティスツ・ユニオン主催で開催された「美術をめぐる脱中心の実践・報告・2023」。そこに参加した各団体の実践を、ファシリテーターで文化研究者の山本浩貴から示された「脱中心」の理論的枠組みと併せて振り返る。
国立新美術館で開催中の「マティス 自由なフォルム」。そのオフィシャルショップでチェックしたいグッズを、編集部がピックアップして紹介する。
ミュージアムでの体験が、人の幸せにどのように関わっているのか、ミュージアム建築を数多く手がけるフィンランドの建築設計事務所JKMM Architects(以下、JKMM)の活動を通してそのヒントを探りたい。
映像作品を美術館やギャラリーで鑑賞する意義や可能性はどこにあるのだろうか。美学・表象文化論の研究者である星野太の論考をお届けする。
東京国立博物館で開催中の建立900年 特別展「中尊寺金色堂」。そのオフィシャルショップでチェックしたいグッズをご紹介する。
2024年2月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。 *最新情報は各館公式サイトをご確認ください。
2024年1月のウェブ版「美術手帖」で、もっとも読まれた記事を紹介する(計測期間は1月1日〜30日)。