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INSIGHT - 2018.10.18

2019年はレンブラントに会いにオランダへ。レンブラント・イヤーに訪れたい美術館4選

17世紀オランダ絵画の巨匠、レンブラント・ファン・レイン。「光と影の天才」とも称されるレンブラントが没後350年を迎える2019年、オランダではレンブラントの展覧会やイベントが多く催される。今回はそんな「レンブラント・イヤー」に行われる4つの展覧会を厳選して紹介する。

レンブラント・ファン・レイン 夜警(フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ライテンブルフ副隊長の市民隊) 1642 アムステルダム国立美術館蔵

レンブラント・ファン・レイン 夜警(フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ライテンブルフ副隊長の市民隊) 1642 アムステルダム国立美術館蔵

 バロック期を代表する画家のひとり、レンブラント・ファン・レインは1606年オランダ生まれ。「光と影の天才」と賛辞されるほどに巧みな明暗表現を得意とし、劇的な表現方法による集団肖像画を多く残した。

 そして、栄光と波乱に満ちた人生も含め、故郷・オランダの人々に愛され続けるレンブラントは2019年で没後350周年。今回は、そんなレンブラント・イヤーに特別展を行う4の美術館を、厳選して紹介する。
 

Museum Het Rembrandthuis
(レンブラントの家)

レンブラントの家の内観

 アムステルダム中心部にあるレンガ造りの「レンブラントの家」は、レンブラントが実際に20年間生活を送った住宅を改装した美術館だ。17世紀の雰囲気を再現した館内には、家具や装飾品、銅版画の機械、レンブラントが収集した書物や美術品などが展示されている。また、レンブラントによる銅版画作品は世界有数のコレクション数を誇る。

 そんなレンブラントの家で開催されるのが、「Rembrandt’s Social Network(レンブラントのソーシャルネットワーク)」展だ。本展は、レンブラントの絵を買い、お金を貸すなど、画家としてレンブラントの活動を応援た家族や友人らとのつながりにフォーカス。オランダでもこれまでほとんど展示されてこなかった作品も紹介される予定だ。

Rembrandt’s Social Network 
会期:2019年2月1日~5月19日
時間:10:00〜18:00
住所:Jodenbreestraat 4 1011 NK Amsterdam
料金:一般 €13 / 6〜17歳 €4 / 6歳以下無料
美術館ウェブサイト

 

Mauritshuis
(マウリッツハウス美術館)

レンブラント・ファン・レイン テュルプ博士の解剖学講義 1632 マウリッツハイス美術館蔵

 デン・ハーグの中心部に位置するMauritshuis(マウリッツハイス美術館)は、世界的に有名なオランダ黄金時代の絵画を多く所蔵する美術館だ。

 「Rembrandt and the Mauritshuis(レンブラントとマウリッツハウス)」展では、レンブラントに関係する作品18点を展示予定。自画像や、ギリシャ神話をモチーフとした《アンドロメダ》(1630)のほか、レンブラントの傑作のひとつ《テュルプ博士の解剖学講義》(1632)も含まれる本展を通して、何世紀にもわたるオランダ絵画史上の、レンブラント作品の認識の変化を知ることができる。

 またマウリッツハウス美術館では、レンブラント作品のほかにもフェルメール《真珠の耳飾りの少女》(1665頃)などの名作も常設されているため、こちらもあわせて楽しみたい。

Rembrandt and the Mauritshuis
会期:2019年1月31日~9月15日
時間:10:00〜18:00(月は13:00〜)
住所:Plein 29 2511 CS Den Haag
料金:一般 €5 / 19歳以下無料
美術館ウェブサイト

 

Fries Museum
(フリースラント州立美術館)

レンブラント・ファン・レイン Self-portrait with Saskia 1629-1633 Rijksmuseum, Amsterdam | Bequest of Mr and Mrs De Bruijn-van der Leeuw, Muri, Switzerland

 レンブラントの肖像画のモデルとしてしばしば描かれた妻・サスキア。そのサスキアの故郷、レーワルデンにあるのが「フリースラント州立美術館」だ。

 同館では、2018年11月24日~2019年3月17日に特別展示「rembrandt & saskia」を開催する。本展の副題は「Love in the Dutch Golden Age(オランダ黄金時代の結婚)」となっており、レンブラントと妻サスキアの結婚に焦点を当てようとするこの企画。絵画、版画、ドキュメントで、オランダ黄金時代の結婚を描き出す。

 また、レーワルデンはエッシャーの故郷でもあり、同館ではエッシャーに関する企画も度々行われている。

rembrandt & saskia Love in the Dutch Golden Age
会期:2018年11月24日~2019年3月17日
時間:10:00〜17:00(月は11:00〜)
住所:Wilhelminaplein 92 8911 BS Leeuwarden 
料金:一般 €15 / 17歳以下無料
美術館ウェブサイト

 

Rijksmuseum
(アムステルダム国立美術館)

レンブラント・ファン・レイン 夜警(フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ライテンブルフ副隊長の市民隊) 1642 アムステルダム国立美術館蔵

 オランダに行くなら必ず訪れたいのが美の殿堂、アムステルダム国立美術館だろう。オランダの中世・ルネサンス期から現代までの作品が揃う同館の世界最大規模のレンブラントコレクションには、門外不出と言われている名画《夜警》(1642)も。

 そんな同館で開催される「All the Rembrandts of the Rijksmuseum(アムステルダム国立美術館のレンブラント)」展は、絵画から版画まで、国立美術館が所蔵するレンブラントの全作品にあたる約400点が展示されるという初の試み。世界最大規模のコレクションを通じて、ひとりの人間としてのレンブラントを知ることができる内容となっている。

 なお、《夜警》は本展会期終了後、2019年7月より修復期間に入る。来館者は、修復士による作業過程を見ることができるほか、ウェブサイト上では全世界に向けライブ配信も行う予定だという。

All the Rembrandts of the Rijksmuseum
会期:2019年2月15日〜6月10日
時間:9:00〜17:00
住所:RijksmuseumMuseumstraat 11071 XX Amsterdam
料金:一般 € 17.50 / 17歳以下無料
美術館ウェブサイト