EXHIBITIONS

スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち

2022.04.22 - 07.03

ジョシュア・レノルズ ウォルドグレイヴ家の貴婦人たち 1780-81
© Trustees of the National Galleries of Scotland

アーサー・エルウェル・モファット スコットランド国立美術館の内部 1885
© Trustees of the National Galleries of Scotland

ディエゴ・ベラスケス 卵を料理する老婆 1618
© Trustees of the National Galleries of Scotland

アンドレア・デル・ヴェロッキオ(帰属) 幼児キリストを礼拝する聖母(「ラスキンの聖母」)  1470頃
© Trustees of the National Galleries of Scotland

クロード・モネ エプト川沿いのポプラ並木 1891
© Trustees of the National Galleries of Scotland ※東京会場のみ展示

ポール・ゴーガン 三人のタヒチ人 1899
© Trustees of the National Galleries of Scotland ※東京会場のみ展示

スコットランド国立美術館内観 Photograph by Keith Hunter

スコットランド国立美術館外観 Photograph courtesy of National Galleries Scotland

 東京都美術館で、「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」が開催される。

 スコットランド国立美術館は、上質で幅広い、世界でも指折りの西洋絵画コレクションを有する美の殿堂。1859年の開館以来、購入や地元名士たちの寄贈や寄託などによってコレクションの拡充を続け、世界最高峰の美術館のひとつとなった。

 本展では、スコットランドが誇る至宝を選りすぐり、ルネサンス期から19世紀後半までの西洋絵画史を彩る巨匠たちの作品を展示。日本初公開となるベラスケスの初期の傑作《卵を料理する老婆》(1618)をはじめ、ラファエロ、エル・グレコ、ブーシェ、スーラ、ルノワールなどの作品が来日する。

 また本展は、ゲインズバラやレノルズ、ブレイク、コンスタブル、ターナー、ミレイなどイングランド出身の画家に加え、レイバーンやラムジー、ウィルキー、ダイスら日本ではなかなか見ることのできない、スコットランド出身の代表的な画家たちの名品も見どころ。

 これら油彩画・水彩画・素描約90点を通じ、西洋美術の流れとともに、ヨーロッパ大陸と英国との文化交流から、英国美術がはぐくまれた様子を紹介する。