EXHIBITIONS

グランマ・モーゼス展―素敵な100年人生

2022.04.12 - 05.22

アンナ・メアリー・ロバートソン・“グランマ”・モーゼス 家族のピクニック 1951
個人蔵(ギャラリー・セント・エティエンヌ、ニューヨーク寄託)
© 2022, Grandma Moses Properties Co., NY

アンナ・メアリー・ロバートソン・“グランマ”・モーゼス キルティング・ビー 1950
個人蔵(ギャラリー・セント・エティエンヌ、ニューヨーク寄託)
© 2022, Grandma Moses Properties Co., NY

アンナ・メアリー・ロバートソン・“グランマ”・モーゼス アップル・バター作り 1947
個人蔵(ギャラリー・セント・エティエンヌ、ニューヨーク寄託)
© 2022, Grandma Moses Properties Co., NY

アンナ・メアリー・ロバートソン・“グランマ”・モーゼス 美しき世界 1948
個人蔵(ギャラリー・セント・エティエンヌ、ニューヨーク寄託)
© 2022, Grandma Moses Properties Co., NY

アンナ・メアリー・ロバートソン・“グランマ”・モーゼス 孫娘のために作った人形 1932
ベニントン美術館(ゾイン・コロセウスとフランセス・ルドゥウィグによる寄贈)

庭で絵を描くグランマ・モーゼス 1946
写真:Ifor Thomas(ギャラリー・セント・エティエンヌ、ニューヨーク寄託)
© 2022, Grandma Moses Properties Co., NY

「グランマ・モーゼス展―素敵な100年人生」が東広島市立美術館で開催される。2021年4月から大阪、名古屋、静岡、東京に巡回した本展は、同館が最終会場となる。

 グランマ・モーゼス(モーゼスおばあさん)の愛称で親しまれ、アメリカの国民的画家として知られるアンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス(1860〜1961)。無名の農婦だったモーゼスは、70代で本格的に絵を描き始め、80歳のときにニューヨークで初個展を開いた。

 日常の暮らしや季節ごとの行事、眼の前に映る風景などを素朴な筆遣いによって描いた作品と、そのユニークなキャリアにより一躍人気画家になったが、生涯、農婦として堅実な日々を送り、101歳で亡くなる年まで1600点以上の作品を手がけた。

 グランマ・モーゼスの生誕160年を機に企画された本展では、最初期の作品から100歳で描いた絶筆、そして刺繡絵やモーゼスの生涯を物語る愛用品・関連資料など、日本初公開を含む約130点を展示。素敵な100年人生を生きたグランマ・モーゼスの世界を展覧する。