EXHIBITIONS

森洋史個展「MORYGON KEWPIE」

立体作品《MORYGON KEWPIE》(レンダリング画像)

エディション版立体作品《MORYGON KEWPIE》は5色展開で登場

「Japanesque」シリーズ映像作品のイメージ。右から《Favorite place - Reindeer》《Seasonal Revolutions - Harvest moon》

 現代アーティスト・森洋史(もり・ひろし)の国内で1年半ぶりとなる個展「MORYGON KEWPIE」が開催される。本展では初の立体作品・映像作品などの新作、そしてNFT作品も初公開する。

 森は1977年東京都生まれ。2013年東京藝術大学大学院美術研究科油画技法・材料修士課程修了。古典やポップ・アートの名画、またアニメやマンガ、ゲームからの引⽤といった既存のイメージを組み合わせてパロディを仕掛けた作品を制作。それらを通して、アートにおける「オリジナル」とは何かを追求している。

 本展では、初となる立体作品と映像作品を展開する新シリーズ「MORYGON KEWPIE(モリゴンキューピー)」を発表。VR(ヴァーチャル・リアリティ)黎明期に見られたポリゴン(多角形)描画のイメージと、馴染み深いマスコットであるキューピー人形をかけ合わせた作品を、立体、版画、映像の複数のメディアによって展開する。

 また映像作品は、日本画とアニメ絵を組み合わせた「Japanesque」シリーズを映像化した意欲作も発表。さらに新たな試みとして、「MORYGON KEWPIE」「Japanesque」から展開される2つの映像作品は、NFTアートにも展開する。NFT作品は、株式会社FRMのマーケットプレイス「XYZA」で販売を予定だ。

 なお作品販売は銀座 蔦屋書店店頭にて、一部エディション作品(立体・版画)は、アートECサイト「OIL by 美術手帖」にて販売。詳細は銀座 蔦屋書店の特設サイトよりチェックしてほしい。