EXHIBITIONS

開館20周年記念

動物の絵

日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり

2021.09.18 - 10.24, 2021.10.26 - 11.28

円山応挙 雪中狗子図 1784(天明) 個人蔵

 府中市美術館の開館20周年を記念した展覧会「動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり」が開催されている。

 美しい造形、不思議な生態、かわいらしさ。動物の人とは違う命のあり方に心ひかれ、古くから人々は動物の絵を描いてかたちにしようとしてきた。

 そのなかで日本の動物の絵は、例えば尾形光琳の《竹虎図》に見るように「かわいさ」が特徴。江戸時代には、円山応挙の子犬の絵をはじめ、様々なかわいい動物の絵が描かれ、人々に受け入れられた。

 本展は、日本の動物の絵だけでなく、東西の様々な時代に生まれた多彩な動物絵画の世界を紹介。国内外の名品から選りすぐった日本と西洋の「動物の絵」が集まる。

 出品作家は、円山応挙、伊藤若冲、長沢蘆雪、ギュスターヴ・モロー、ポール・ゴーギャンほか多数。