EXHIBITIONS

MOTコレクション

Journals 日々、記す vol.2

「MOTコレクション Journals 日々、記す vol.2」ポスター

大岩オスカール オリンピアの神:ゼウス 2019 作家蔵(特別出品)
Courtesy of the Japan Foundation / Maison de la culture du Japon à Paris

Chim↑Pom May, 2020, Tokyo(大久保駅前)―青写真を描く― 2020
Courtesy of the artist and ANOMALY Photo by Kenji Morita

康夏奈(吉田夏奈) 花寿波島の秘密 2013 個人蔵
瀬戸内国際芸術祭(香川県小豆島、2013-2019)での展示風景
Photo by Takahashi Kimito

「MOTコレクション」は、戦後美術を中心とする東京都現代美術館の収蔵作品およそ5500点のなかから、様々なテーマや切口を設けて作品を展示し、現代美術の持つ魅力の発信に努めている。

 今年7〜10月には「Journals 日々、記す」と題し、私たちの生活を一変させたコロナ禍や災害、世界規模で開催されてきたオリンピック・パラリンピック、何気ない日常などを背景に日々制作された作品を、多様な作家たちによるアンソロジーのように構成。そして11月からは、本展示に続く「Journals 日々、記す vol.2」を開催する。

 出品作の一部は、前回からの継続展示。出品予定作家は、大岩オスカール、郭徳俊、河原温、康夏奈(吉田夏奈)、小林正人、Chim↑Pom、三島喜美代、フルクサス(塩見允枝子(千枝子)、ナムジュン・パイクほか)、クリスチャン・ボルタンスキー、サム・テイラー=ジョンソン(ウッド)、アピチャッポン・ウィーラセタクンほか(展示内容は都合により変更になる場合あり)。

 本展示は、Chim↑Pomが緊急事態宣言下の東京を舞台にした《May, 2020, Tokyo(大久保駅前)―青写真を描く―》(2022年1月末まで展示)、大岩オスカールがニューヨークで描いた「隔離生活ドローイングシリーズ」とオリンピックに関わる3都市をテーマにした大作(いずれも特別出品)に加え、自身の身体を通し体験した自然の光景を描いた康夏奈(吉田夏奈)の特集展示、今年7月に急逝したクリスチャン・ボルタンスキーの所蔵作品を追悼展示するなど、作品約100点によって、私たちの生きる社会や日常、その記憶の在り方を照らし出す。

※新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、コレクション展「MOTコレクション Journals 日々、記す vol.2」は1月12日から当面のあいだ休室。詳細・最新情報は公式ウェブサイトへ。