EXHIBITIONS
伊庭靖子「Paintings」
MISA SHIN GALLERYは、伊庭靖子の個展「Paintings」を開催する。会期は11月4日〜12月25日まで。
伊庭は1967年京都市生まれ。嵯峨美術短期大学版画科専攻科修了。99年にフランス・モンフランカン(ダイムラークライスラーグループ「アート・スコープ」)、2001〜02年にニューヨーク(文化庁在外研修員)にて滞在制作。主な個展に「まなざしのあわい」(東京都美術館、2019)、「まばゆさの在処」(神奈川県立近代美術館 鎌倉館、2009)。国立新美術館、府中市美術館、横須賀美術館、平塚市美術館、滋賀県立近代美術館など多数の展覧会に参加している。
伊庭はクッションや陶器などの身近なモチーフを自ら撮影し制作することで、それらの表面と伊庭の眼の間に存在する光や空気など目には見えない質感を描いてきた。初期にはモチーフとの距離が近くクローズアップだった画面から、近年はモチーフとの距離が生まれ、その対象は空間や風景へと広がっている。
本展は、MISA SHIN GALLERYでの4年ぶりとなる個展。以前から風景画を描きたいと語っている伊庭にとって新たな展開となる、ヒマラヤ杉などの植物を描いた新作を中心に展示する。今回の新作は、赤外線フィルターを通して撮影した写真をもとに制作。緑色が白く輝くモノクローム写真をもとに伊庭が色彩を加えていくと、通常の視覚とは異なる感覚、「質感」の風景が展開される。鑑賞者は作品を通し、視覚以外の感覚や自身の記憶が呼び起こされ、見る行為は視覚だけにとどまらない体験となる。
また本展では新作の植物のシリーズのほか、陶器をモチーフにした近作も展示される。
伊庭は1967年京都市生まれ。嵯峨美術短期大学版画科専攻科修了。99年にフランス・モンフランカン(ダイムラークライスラーグループ「アート・スコープ」)、2001〜02年にニューヨーク(文化庁在外研修員)にて滞在制作。主な個展に「まなざしのあわい」(東京都美術館、2019)、「まばゆさの在処」(神奈川県立近代美術館 鎌倉館、2009)。国立新美術館、府中市美術館、横須賀美術館、平塚市美術館、滋賀県立近代美術館など多数の展覧会に参加している。
伊庭はクッションや陶器などの身近なモチーフを自ら撮影し制作することで、それらの表面と伊庭の眼の間に存在する光や空気など目には見えない質感を描いてきた。初期にはモチーフとの距離が近くクローズアップだった画面から、近年はモチーフとの距離が生まれ、その対象は空間や風景へと広がっている。
本展は、MISA SHIN GALLERYでの4年ぶりとなる個展。以前から風景画を描きたいと語っている伊庭にとって新たな展開となる、ヒマラヤ杉などの植物を描いた新作を中心に展示する。今回の新作は、赤外線フィルターを通して撮影した写真をもとに制作。緑色が白く輝くモノクローム写真をもとに伊庭が色彩を加えていくと、通常の視覚とは異なる感覚、「質感」の風景が展開される。鑑賞者は作品を通し、視覚以外の感覚や自身の記憶が呼び起こされ、見る行為は視覚だけにとどまらない体験となる。
また本展では新作の植物のシリーズのほか、陶器をモチーフにした近作も展示される。