EXHIBITIONS

ピエール=エリィ・ド・ピブラック「Catharsis」

2021.10.16 - 12.11

ピエール=エリィ・ド・ピブラック Catharsis 23 2021 © Pierre-Elie de Pibrac

ピエール=エリィ・ド・ピブラック Catharsis 25 2021 © Pierre-Elie de Pibrac

ピエール=エリィ・ド・ピブラック Catharsis 27 2021 © Pierre-Elie de Pibrac

 パリ在住の写真家、ピエール=エリィ・ド・ピブラックの個展「Catharsis」がTHE CLUBで開催される。作家の代表的なシリーズを18点展示。日本のギャラリーでは初公開となる。

 ピブラックは1983年パリ生まれ。祖父は写真家のポール・デ・コードン。ソルボンヌのMSGとEDHECビジネススクールを卒業後、2009年から本格的に作品制作をスタートさせ、翌年には初の大規模シリーズ「American Showcase」をニューヨークで制作した。

  13〜15年にかけては、パリ・オペラ座のバレエ団を追った大規模な展覧会「In Situ : dans les coulisses de l'Opéra de Paris(In Situ -Behind the Scenes of the Opéra de Paris)」を開催(クレメンティーヌ・ドゥ・ラ・フェロニエール社より同名書籍を刊行)。日本では20年に「Hakanai Sonzai」プロジェクトを撮影し、ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーとパリのギメ美術館にて展示されることが決まっている。

 本展では、パリ・オペラ座にてバレエ団に密着し制作した三部作「In Situ」より「Catharsis」が展示される。「Catharsis」はダンスに対する極めて私的で抽象的なアプローチを反映した作品。ピブラックは、「斬新なビジョンとユニークな技法により、ダンサーが舞台で発揮するエネルギーが、周りの空間へと広がっていくさまを捉えようとしました」としながら、次のように述べている。

「バレエ演目が私に与えてくれた強い感情や衝動、発見や幻想を、写真的な観想へと置き換えようとしたのがこの作品です。それはどこか幼いころの記憶にも似ています。こうして生まれた力強いイメージは、自ずと表れた抽象性を通じて、様々なストーリーを生み出したのです。写真の前に立てば、そこから伝わってくるエネルギーと感情が少しずつ沁み込んでくるでしょう。そして、それをどう捉えるかはひとりひとりの心に託されているのです(ピエール=エリィ・ド・ピブラック)」。

美術手帖 ID

無料会員

¥0

お気に入り登録や、マイページなど便利な機能がご利用いただけます。

プレミアム会員

¥300 / 月〜

バックナンバー閲覧など有料会員限定コンテンツがお楽しみいただけます。