EXHIBITIONS

足立美術館コレクション

おすすめ日本画名品選

2021.08.31 - 11.30

横山大観 紅葉(左隻) 1931(昭和6) 足立美術館蔵

横山大観 紅葉(右隻) 1931(昭和6) 足立美術館蔵

橋本関雪 唐犬図(左隻) 1941(昭和16)頃 足立美術館蔵

橋本関雪 唐犬図(右隻) 1941(昭和16)頃 足立美術館蔵

上村松園 待月 1944(昭和19) 足立美術館蔵

榊原紫峰 梅花群雀 1935(昭和10)頃 足立美術館蔵

大橋翠石 虎 1899(明治32)頃 足立美術館蔵

 足立美術館の秋季特別展「足立美術館コレクション おすすめ日本画名品選」が開催。同館所蔵の日本画コレクションのなかから、創設者・足立全康(1899~1990)がこよなく愛した名画をはじめ、館長や学芸員らがおすすめする作品、また過去に来館者に向けて実施した人気投票の上位を獲得した作品など51点を展示する。

 足立美術館は、横山大観をはじめ、竹内栖鳳、川合玉堂、上村松園、橋本関雪、川端龍子、榊原紫峰など、いずれも近代の日本画壇を代表する巨匠たちの名作を数多く所蔵。とくに大観については初期から晩年に至る120点を集め、質・量ともにもっとも充実している。そのほとんどは創設者・足立全康によって集められたものだが、大観を除き、特定の流派や傾向に偏することなく幅広い収集を行っている点が同館の日本画コレクションの特色だ。

 足立美術館の代表作を網羅した名品選の主な出品作家は、横山大観、竹内栖鳳、川合玉堂、上村松園、菱田春草、小林古径、安田靫彦、川端龍子、橋本関雪、鏑木清方、榊原紫峰、伊東深水ら。日本画を愛する人たちの言葉や、作品にまつわるエピソードとともに鑑賞を楽しみたい。