EXHIBITIONS
没後30年
倉俣史朗展
倉俣史朗(1934〜1991)は、1960年代半ばから商業空間や家具、プロダクトなどのデザインの分野で革新的な作品を発表したデザイナー。アクリル、ガラス、アルミニウム、スチールメッシュ、FRPなど、当時インテリアや家具に使われることのなかった素材を積極的に取り入れ、「無重力」や「非存在」をテーマに創造の可能性を探求し続けた。
倉俣は「変形の家具(1970)」シリーズで広く認知され、エキスパンドメタルによる椅子「How High the Moon」(1986)やアクリルに薔薇が浮遊する椅子「Miss Blanche」など次々と傑作を生み出した。1990年にはフランス文化省より芸術文化勲章を受けるなど、国際的にも高い評価を受けている。
作家の没後30年に開催する本展では、倉俣が残した貴重なスケッチをもとに版画にした、シルクスクリーンの作品集『倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier』を公開。また、浮遊感のあるキャビネット「Cabinet de Curiosité」、「Sofa with Arms Black Edition」などの家具から、香水瓶やフラワーベースといった小物まで幅広い作品を展示・販売する。
独創性と希有な存在から没後30年経ったいまも多くの人を魅了し、同時代を知らない現代の若いクリエイターたちにも影響を与えている倉俣。時代を問わずつねに新しく美しいそのデザインを堪能したい。
倉俣は「変形の家具(1970)」シリーズで広く認知され、エキスパンドメタルによる椅子「How High the Moon」(1986)やアクリルに薔薇が浮遊する椅子「Miss Blanche」など次々と傑作を生み出した。1990年にはフランス文化省より芸術文化勲章を受けるなど、国際的にも高い評価を受けている。
作家の没後30年に開催する本展では、倉俣が残した貴重なスケッチをもとに版画にした、シルクスクリーンの作品集『倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier』を公開。また、浮遊感のあるキャビネット「Cabinet de Curiosité」、「Sofa with Arms Black Edition」などの家具から、香水瓶やフラワーベースといった小物まで幅広い作品を展示・販売する。
独創性と希有な存在から没後30年経ったいまも多くの人を魅了し、同時代を知らない現代の若いクリエイターたちにも影響を与えている倉俣。時代を問わずつねに新しく美しいそのデザインを堪能したい。