EXHIBITIONS
日本民藝館改修記念 名品展Ⅱ
近代工芸の巨匠たち
改修を終えた日本民藝館の「日本民藝館改修記念 名品展」の第2回では、「近代工芸の巨匠たち」をテーマに開催する。
近代工芸の巨匠、バーナード・リーチ、河井寬次郎、濱田庄司(3人ともに陶芸)、芹沢銈介(染色)、棟方志功(版画)。日本民藝館の創設者・柳宗悦と親しく交流した5人の作家たちは、生活に役立つ実用工芸を中心に、近代を代表する優れた作品群を生み出した。
2回目となる改修記念名品展では、柳の思想に共鳴し、制作活動に生かしたこれら工芸作家の代表作を中心に展示する。開館85周年の節目ともかさなる展覧会。
1982年以来およそ40年ぶりの改修工事によって、創設時に近い空間へと生まれ変わった大展示室を中心とする本館2階では、巨匠たちの大正時代~1945年までの作品を展観し、民藝運動が胎動し成熟した時代を振り返る。
本館1階では、5人それぞれの作風を確立させた戦後の作品に注目。さらには濱田・富本・芹沢・黒田に続き、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された金城次郎(琉球陶器)、島岡達三(縄文象嵌)ら、のちの時代を引き継いだ作家たちの作品も合わせて紹介する。
また、初期民藝運動に関わり、近代工芸史上に大きな足跡を刻んだ富本憲吉(陶芸)や黒田辰秋(木漆工芸)らの作品も交えて展示。民藝運動の本拠地・日本民藝館という独特な展示空間で、巨匠たちの競演を堪能したい。
近代工芸の巨匠、バーナード・リーチ、河井寬次郎、濱田庄司(3人ともに陶芸)、芹沢銈介(染色)、棟方志功(版画)。日本民藝館の創設者・柳宗悦と親しく交流した5人の作家たちは、生活に役立つ実用工芸を中心に、近代を代表する優れた作品群を生み出した。
2回目となる改修記念名品展では、柳の思想に共鳴し、制作活動に生かしたこれら工芸作家の代表作を中心に展示する。開館85周年の節目ともかさなる展覧会。
1982年以来およそ40年ぶりの改修工事によって、創設時に近い空間へと生まれ変わった大展示室を中心とする本館2階では、巨匠たちの大正時代~1945年までの作品を展観し、民藝運動が胎動し成熟した時代を振り返る。
本館1階では、5人それぞれの作風を確立させた戦後の作品に注目。さらには濱田・富本・芹沢・黒田に続き、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された金城次郎(琉球陶器)、島岡達三(縄文象嵌)ら、のちの時代を引き継いだ作家たちの作品も合わせて紹介する。
また、初期民藝運動に関わり、近代工芸史上に大きな足跡を刻んだ富本憲吉(陶芸)や黒田辰秋(木漆工芸)らの作品も交えて展示。民藝運動の本拠地・日本民藝館という独特な展示空間で、巨匠たちの競演を堪能したい。