EXHIBITIONS

日本民藝館改修記念 名品展Ⅰ

―朝鮮陶磁・木喰仏・沖縄染織などを一堂に

2021.04.04 - 06.27

木喰明満 自刻像(部分) 江戸時代 1801

水色地亭に松竹梅燕紋様紅型衣裳(部分) 琉球王国時代 19世紀

色替唐草文六角三段重 江戸時代 18世紀

 改修を終えた日本民藝館が「日本民藝館改修記念 名品展Ⅰ―朝鮮陶磁・木喰仏・沖縄染織などを一堂に」を開催する。

 同館は大展示室を中心に、織物の葛布や大谷石といった自然素材を用いて、展示品がより美しく見える空間に改修。創設者・柳宗悦が設計した旧大広間(現・豊田市民芸館)を踏襲したつくりに生まれ変わった。

 改修を記念する名品展の1回目では、柳の代表的な著作の名称「木喰上人の彫刻」「朝鮮とその藝術」「陶磁器の美」「初期大津絵」「琉球の富」「物と美」「茶と美」「美の法門」をテーマとして、同館が誇る古作の逸品を一挙に公開する。

 また本展では、日本民藝館や柳の業績を広く紹介する映像作品『日本民藝館物語』を初上映。「日本民藝館誕生」「柳宗悦 信と美を求めて」「日本民藝館のコレクション」の3章で構成し、これまでの歩みをたどる。