EXHIBITIONS

鈴木淳夫「彫る絵画 – 銀」

2021.06.22 - 07.10

鈴木淳夫 carvedpainting20210316s_p 2021

鈴木淳夫 参考画像

鈴木淳夫 参考画像

鈴木淳夫 参考画像

 アーティスト・鈴木淳夫の個展「彫る絵画 – 銀」がGALLERY 麟で開催される。  

 鈴木は1977年愛知県生まれ、2001年静岡大学大学院教育学研究科修了。近年の個展に「彫る絵画 ー三原色ー」(TEZUKAYAMA GALLERY、大阪/AIN SOPH DISPATCH、名古屋、2019)などがある。

 鈴木は自身の作品を「彫る絵画」と名づけ、塗り重ねた絵具の層を彫刻刀で削り出し様々な図柄を描く、彫漆に似た方法で制作を行う。「自分なりの絵画を作る方法として『アクリル絵具を彫刻刀で彫る』技法を始め、およそ20年が経っていますが、今もなお、新鮮な気持ちで制作することができて幸せです」と作家は言う。

 本展では主に銀色を用い、視る角度や光のあたり方で印象が変わることを意識し、近年取組んでいる「平面作品と、彫ることによってできる絵具片の関係を考える」シリーズのなかから、絵具片から形成される器なども展示。彫る絵画と絵具片を様々に形成し、対となる作品は、作家が制作に真摯に取り組んでいることを感じさせる。