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EXHIBITIONS

松田基コレクションⅩ:夢二名品展 特別公開 生誕100年 藤田喬平のガラス

2020.12.08 - 2021.03.07

本展ちらし

竹久夢二 こたつ

藤田喬平 飾筥「平安」

展示室

夢二郷土美術館 外観

 夢二郷土美術館 本館が企画展「松田基コレクションⅩ:夢二名品展 特別公開 生誕100年藤田喬平のガラス」を開催している。

 夢二郷土美術館は、竹久夢二の作品を専門に収蔵した最初の美術館。創設者で初代館長の松田基(もとい)は、昭和26(1951)年に大阪の古書店で竹久夢二(1884〜1934)の作品に出会い、その独特の世界観に魅了され蒐集を始めた。作品の里帰りを願って、その後1966年に、夢二の故郷・岡山に同館を創設するにいたった。

 夢二郷土美術館の約3000点に及ぶ夢二作品のコレクションは、開館以来、「実業家として文化貢献こそが使命である」という松田の信条に基づいて保存・公開されている。

 本展では、松田が形成したコレクションのなかから「心の詩を描いた」選りすぐりの夢二の名品を中心に展示し、その多岐にわたる活動を紹介。加えて、第9期目となる11名の「こども学芸員」が選んだ夢二作品を、瑞々しい感性と鋭い視点から書かれた手書きの解説とともに展示する。

 また本展では「特別公開 生誕100年藤田喬平のガラス」と題して、夢二作品以外の松田コレクションより、2021年に生誕100年を迎えるガラス工芸家の藤田喬平(1921〜2004)の作品を特別公開。「フジタのドリームボックス」と称され国際的に高く評価された飾筥(かざりばこ)をはじめ、手吹金彩による上品な華やかさが印象的な花瓶など、日本人ならではの感性で制作されたガラス作品の数々を、夢二の作品とともに楽しむことができる。