EXHIBITIONS

ライゾマティクス_マルティプレックス

2021.03.20 - 06.22

ライゾマティクス Lucid Motion by Daito Manabe × Rhizomatiks Research 2019 ※参考図版

Daito Manabe + Yusuke Tomoto + 2bit chains 2016 Exhibition view: "GLOBALE: New Sensorium - Exiting from Failures of Modernization" Courtesy of ZKM | Karlsruhe Photo by Tobias Wootton and Jonas Zilius ※参考図版

Perfume Reframe 2019 2019 撮影=上山陽介 ※参考図版

野村萬斎 × 真鍋大度 FORM 2017年1月2日〜3日 東京国際フォーラム © Hiroyuki Takahashi/NEP

坂本龍一+真鍋大度 センシング・ストリームズ-不可視、不可聴 2014 札幌国際芸術祭2014での展示風景 撮影=木奥惠三 提供=札幌国際芸術祭実行委員会 ※参考図版

ライゾマティクス Staying TOKYO 2020 Online event by Rhizomatiks ※参考図版

Squarepusher Terminal Slam 2020 ※参考図版

 2021年に設立15周年を迎えるライゾマティクスの初となる大規模個展「ライゾマティクス_マルティプレックス」が、東京都現代美術館で開催される。

 ライゾマティクスは、人とテクノロジーの関係を探求するクリエイティブ集団。メンバーは、アーティスト、プログラマー、研究者などからなる。一貫してフルスタックなチームで、アイデア、ハード/ソフト開発からオペレーションに至るまでを手がけ、その表現活動は「メディア・アート」の領域を超えて、データの視覚デザインなどの研究開発的要素、建築やデザイン、また広告やエンターテイメントなどのビジネスにも及ぶ。

 これまで、世界的アーティストのビョーク、スクエアプッシャー、Perfume、狂言師・野村萬斎、研究者らとコラボレーション。また多様な視覚化や問題提起型のプロジェクトを展開し、大量情報化社会のなかで見えないものをどのように把握し理解するかを様々な角度から探ってきた。

 本展では、緊急事態宣言以前より取り組んできた「Staying TOKYO」など近年の試みを含め、ライゾマティクスの領域横断的なクリエイションを展望。加えて、バーチャルとリアルの領域を往来するハイブリッドな新作プロジェクトなども公開される。

 ポスト・コロナの社会においてコミュニケーションのあり方が問われているいま、多くのプロジェクトや技術提案を実践しているライゾマティクスが、変化し続ける世界における「新しいアーティストの役割」を示す。

※東京都現代美術館は、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言後の都の緊急事態措置として、5月31日まで全館臨時休館。6月1日から感染予防対策を講じた「完全予約制」のうえ展示を再開する。再開にあたり、展覧会の会期を6月22日まで延長し、会期中、休館日も臨時開館。詳細は公式ウェブサイトへ。