EXHIBITIONS

ゲンロン新芸術校 第6期

グループC展示「『C』 戻れ→元の(世界)には、もう二度と←ない」

デザイン=村井智

 ゲンロン新芸術校では、プログラムの一環として2020年9〜12月まで毎月、ゲンロン新芸術校の第6期によるグループ展を五反田アトリエで開催。11月7日より第3弾となる、第6期生グループCの展示「『C』 戻れ→元の(世界)には、もう二度と←ない」がオープンする。

 グループC展では、美術家の田中功起、磯村暖が講師を担当。CL(コレクティブ・リーダー)課程を受講する中田文のキュレーションのもと、宇佐美妃湖、加瀬雄一朗、サトウ、junjun、出川慶亮、中平志穂、新田紘平、HIRA、伏木健太、BOCHA、村井智の11名が協働して展覧会をつくり上げる。

 本展のキュレーターの中田によれば、グループCの作家たちは美術に収まりきらない型破りな顔ぶれ。それぞれに共通するのは、日常であたり前とされているものの見方やあり方に対して感じている、微妙な不協和音に向き合っていることだと言う。

 本展では、祈り、魔法、空想、思考、実験、犯罪、休息といった様々な出来事が同時に発生する「架空の場所C」を展開。コロナ後のいまにあって「治癒」とは、他者を身近に感じられないなかで「在ること」とは何かを考えさせる場となる。
 
 会期中の11月8日には、ゲスト講師に演出家の飴屋法水を迎え、講評会を開催。あわせてYouTubeで、アトリエでの審査の様子と講評会を生中継で無料配信する。