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EXHIBITIONS

リニューアル・オープン記念展 Ⅱ

日本美術の裏の裏

2020.09.30 - 11.29

円山応挙 青楓瀑布図 一幅 江戸時代 1787(天明7)年 サントリー美術館蔵 全期間展示

伝 土佐広周 四季花鳥図屛風 六曲一双のうち右隻 室町時代 15世紀 サントリー美術館蔵 重要文化財 展示期間=9月30日~10月26日

雛道具 七澤屋 一式 江戸時代 19世紀 サントリー美術館蔵 全期間展示

おようのあま絵巻(部分) 室町時代 16世紀 サントリー美術館蔵 全期間展示(ただし場面替あり)

旅枕花入 信楽 一口 室町時代 16世紀 サントリー美術館蔵 全期間展示

仁阿弥道八 色絵桜楓文透鉢 一口 江戸時代 19世紀 サントリー美術館蔵 全期間展示

白綸子地橘亀甲文字模様小袖 一領 江戸時代 18世紀 サントリー美術館蔵 展示期間:9月30日~10月26日

池大雅 青緑山水画帖 江戸時代 1763(宝暦13)年 サントリー美術館蔵 全期間展示

 サントリー美術館がリニューアル・オープン記念展の第2弾「日本美術の裏の裏」を開催する。

 日本人にとって「美」は生活を彩るもの。室内装飾をはじめ、身の回りのあらゆる調度品を美意識の表現の場としてきた。そのいっぽうで、美を生み出してきた日本人の「生活」そのものは大きく変化し、障子や畳、床の間がある住まいが少なくなっている。

 サントリー美術館は1961年の開館以来、「生活の中の美」を基本理念として活動。そこで本展では、生活のなかの美の「愉しみ方」に焦点を当て、個性豊かな収蔵品のなかから、日本ならではの美意識に根ざした作品を紹介する。
 
 会場の前半は、春夏秋冬を一面に描いた襖や屛風など、部屋に飾られた日本絵画を展示する「第1章:空間をつくる」、雛道具のミニチュアなど古の日本人も愛でた様々な「小さなもの」を集めた「第2章:小をめでる」、室町時代のお伽草子(とぎぞうし)絵巻を中心に、物語絵の魅力を紹介する「第3章:心でえがく」で構成。

 後半では、持ち主の趣向を感じさせる《旅枕花入(たびまくらはないれ)》など、やきものの多彩な表情に注目する「第4章:景色をさがす」、現代では縁遠くなってしまった和歌を楽しめるよう解説する「第5章:和歌でわかる」、そして「第6章:風景にはいる」では、風景画に描かれ、絵のなかの物語を見る者に想像させる「点景人物(てんけいじんぶつ)」を案内人として、歌川広重池大雅雪舟などの作品を展示する。