EXHIBITIONS
リニューアル・オープン記念展 Ⅱ
日本美術の裏の裏
サントリー美術館がリニューアル・オープン記念展の第2弾「日本美術の裏の裏」を開催する。
日本人にとって「美」は生活を彩るもの。室内装飾をはじめ、身の回りのあらゆる調度品を美意識の表現の場としてきた。そのいっぽうで、美を生み出してきた日本人の「生活」そのものは大きく変化し、障子や畳、床の間がある住まいが少なくなっている。
サントリー美術館は1961年の開館以来、「生活の中の美」を基本理念として活動。そこで本展では、生活のなかの美の「愉しみ方」に焦点を当て、個性豊かな収蔵品のなかから、日本ならではの美意識に根ざした作品を紹介する。
会場の前半は、春夏秋冬を一面に描いた襖や屛風など、部屋に飾られた日本絵画を展示する「第1章:空間をつくる」、雛道具のミニチュアなど古の日本人も愛でた様々な「小さなもの」を集めた「第2章:小をめでる」、室町時代のお伽草子(とぎぞうし)絵巻を中心に、物語絵の魅力を紹介する「第3章:心でえがく」で構成。
後半では、持ち主の趣向を感じさせる《旅枕花入(たびまくらはないれ)》など、やきものの多彩な表情に注目する「第4章:景色をさがす」、現代では縁遠くなってしまった和歌を楽しめるよう解説する「第5章:和歌でわかる」、そして「第6章:風景にはいる」では、風景画に描かれ、絵のなかの物語を見る者に想像させる「点景人物(てんけいじんぶつ)」を案内人として、歌川広重、池大雅、雪舟などの作品を展示する。
日本人にとって「美」は生活を彩るもの。室内装飾をはじめ、身の回りのあらゆる調度品を美意識の表現の場としてきた。そのいっぽうで、美を生み出してきた日本人の「生活」そのものは大きく変化し、障子や畳、床の間がある住まいが少なくなっている。
サントリー美術館は1961年の開館以来、「生活の中の美」を基本理念として活動。そこで本展では、生活のなかの美の「愉しみ方」に焦点を当て、個性豊かな収蔵品のなかから、日本ならではの美意識に根ざした作品を紹介する。
会場の前半は、春夏秋冬を一面に描いた襖や屛風など、部屋に飾られた日本絵画を展示する「第1章:空間をつくる」、雛道具のミニチュアなど古の日本人も愛でた様々な「小さなもの」を集めた「第2章:小をめでる」、室町時代のお伽草子(とぎぞうし)絵巻を中心に、物語絵の魅力を紹介する「第3章:心でえがく」で構成。
後半では、持ち主の趣向を感じさせる《旅枕花入(たびまくらはないれ)》など、やきものの多彩な表情に注目する「第4章:景色をさがす」、現代では縁遠くなってしまった和歌を楽しめるよう解説する「第5章:和歌でわかる」、そして「第6章:風景にはいる」では、風景画に描かれ、絵のなかの物語を見る者に想像させる「点景人物(てんけいじんぶつ)」を案内人として、歌川広重、池大雅、雪舟などの作品を展示する。