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EXHIBITIONS

千葉市美術館拡張リニューアルオープン・開館25周年記念

帰ってきた! どうぶつ大行進

2020.07.11 - 09.06

吉田博 動物園 おほぼたんあうむ 1926(大正15)年 千葉市美術館蔵

石井林響 王者の瑞(部分) 1918(大正7)年 千葉市美術館蔵

森一鳳 象図屏風 江戸時代末期 千葉市美術館蔵

山本梅逸 豹図 1830(文政13)年 摘水軒記念文化振興財団蔵(千葉市美術館寄託)

小林清親 猫と提灯 1877(明治10)年 千葉市美術館蔵

 千葉市美術館が館内の拡張工事を終えて、7月にリニューアル・オープン。2020年の開館25周年と再オープンを記念した展覧会では、動物をテーマにコレクションを幅広く紹介する。

 1995年の開館以来、千葉市美術館は浮世絵をはじめとする約1万件もの美術作品や資料を保管しながら、企画展や所蔵作品展を通じその魅力を広く発信してきた。千葉市中央区役所との複合施設であった建物は、区役所の移転に伴い全館が美術館となる改修工事を経て生まれ変わった。

 オープン後第1弾の企画展となる本展では、日本美術に多く表わされてきた「動物」に注目。作品には、動物たちとそして多様な生きもののいる自然とともに生きてきた日本の姿が示され、それは動物との暮らしのなかでの具体的な関わり合いの様子だけでなく、畏敬し、愛しむ、人々の様々な感情をも伝えてくれる。

 千葉市美術館では2012年夏に「どうぶつ大行進」展を開催。館内を動物の姿を探して人々が大行進するように、大いに賑わった。今回は、その後コレクションに加わった作品も多数交え、構成をバージョンアップ。江戸時代の絵画や版画を中心に、麒麟など霊獣の姿や疫病破邪の生きものの表現も広く含めて、古今の多彩な動物の作品約230点を展示する。