美術館に行こう！ディック･ブルーナに学ぶモダン･アートの楽しみ方

　いつも新しいことに興味津々なうさぎの女の子「ミッフィー（うさこちゃん）」。その生みの親であるディック・ブルーナは、絵本に登場する生き生きとしたキャラクターたちとともに、オランダを代表する絵本作家・グラフィックデザイナーとして子供から大人まで世界中の人々に愛され続けている。

　本展は、ディック・ブルーナの絵本『うさこちゃん びじゅつかんへいく』の内容に沿って、宮崎県立美術館が所蔵するパブロ・ピカソやアンリ・マティス、郷土作家である瑛九などの作品約40点を様々な切り口から紹介する。

　絵本『うさこちゃん びじゅつかんへいく』は、ミッフィーが初めて美術館に出かけ、両親と一緒に作品を鑑賞する話。美術作品との出会いを通して驚いたり感動したりと、様々な体験をするミッフィーの「作品を楽しんで見る」という喜びが、ストーリーのなかに溢れている。

　ブルーナの表紙デザインや作品約140点により、ディック・ブルーナが生み出した独自の技法やスタイルなど、その表現の秘密と魅力に迫る本展。ミッフィーと一緒に、作品との出会いを楽しみたい。