特別展「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」

　江戸時代には、従来の常識を打ち破り、斬新で個性的な表現に挑んだ「奇才」と呼ぶべき絵師たちが、全国で活躍していた。

　その代表格は、昨今注目を集める伊藤若冲、長澤蘆雪、曾我蕭白、歌川国芳など。また強烈な個性を放つ絵師だけにとどまらず、従来の江戸絵画史において「主流派」として語られてきた、俵屋宗達や尾形光琳、円山応挙らも新しい表現に挑み続けた。

　本展では、北は北海道から南は九州まで、全国から奇才絵師を集め、その個性溢れる作品を選りすぐって紹介。河鍋暁斎、白隠、俵屋宗達、尾形光琳、円山応挙、池大雅、与謝蕪村、中村芳中、仙厓ら、江戸時代に展開された「奇才」のムーブメントを一望する。

※特別展「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」は会期・開館時間を変更して開催（当初の会期は4月25日〜6月21日）。なお会期中、展示品の一部を入れ替え（展示期間は変更する可能性あり）。詳細は展覧会公式ウェブサイトにて案内。