catch the eyes－目から心へ－

　絵や彫刻と出会った瞬間に、「人の目をひく」作品。美しさや作品の大きさ、笑ってしまうほど面白い、あるいは怒りを覚えたからなど、私たちが美術作品に引きつけられる理由がある。

　しかし、どのような理由でも人の視線をとらえることは、それがすべてではなくとも、美術作品にとって大きな力であると言えるだろう。なぜなら、作者の考えや想い、描き方やつくり方、作品の意義など、様々なことの理解にたどり着くどんな鑑賞も、目を引かれたことがスタート地点になるからだ。

　本展では、そんな「人の目をひく」作品を、「色のちから」「不安、怖さ」「ランドマーク-建築のイメージ」「大きな絵、小さな世界」の4つの理由を切り口に紹介。群馬県立近代美術館蔵のコレクションを中心に、ジャン・アルプ、李禹煥、フランシスコ・デ・ゴヤ、エドヴァルト・ムンク、横堀角次郎、野又穫、福沢一郎、鶴岡政男などの作品を展示する。

※群馬県立近代美術館は6月1日まで臨時休館。これに伴い、本展の開催日が変更になる可能性あり。今後の予定は、美術館のホームページにて案内。