EXHIBITIONS

MIHO MUSEUMコレクションの形成

-日本絵画を中心に-

2020.09.01 - 12.13

伊藤若冲筆 梅荘顕常賛 白梅錦鶏図 江戸時代 18世紀

籐組茶籠(草花⽂⻘⽩磁⾹合 南宋〜元時代、粉引茶碗 朝鮮時代、織部茶器 江⼾時代 象⽛茶杓、 伊万⾥⾚絵振出 江⼾時代、 ⻨藁⼿茶⼱筒 江⼾時代、砂張建⽔、茶筅筒)

伊藤若冲筆 象と鯨図屏風(右隻) 江戸時代 18世紀

 滋賀県・甲賀市にあるMIHO MUSEUMは、1997年の開館以来、古代エジプトから西アジア、ギリシア・ローマ、南アジア、中国など世界の古代美術に加え、日本の古代から江戸時代にわたる工芸、彫刻、絵画など、幅広い分野のコレクションを公開してきた。
 
 MIHO MUSEUMのコレクションの形成過程は、茶道具を中心とした「黎明期」、MIHO MUSEUM開館に向けて大型の美術品が加わった「発展期」、そして開館以後、美術館らしい大作が加わった「充実期」に分けて見ることができる。
 
 本展では、同館のコレクションの原点である「日本美術」をテーマに、初公開作品を含む約70件を通してその形成と発展の様相を展観。桃山時代から、伊藤若冲曾我蕭白ら江戸の絵画を中心に、それらに大きな影響を与えた中国絵画をあわせて展示し、日本独自の創造が生み出されていく流れを紹介する。

※本展は事前予約制。新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴う臨時休館のため、当初の会期(春季特別展、2020年3月14日~6月7日)の予定を変更して開催。入館にあたっての注意事項、最新情報は公式ウェブサイトまで。