EXHIBITIONS

バリー・マッギー「ポテト・サック・ボディ」

2020.02.07 - 03.28

View of Barry McGee's exhibition "Potato Sack Body" at Perrotin Tokyo, 2020 Photo by Maiko Miyagawa © Barry McGee Courtesy of the artist, Perrotin, and Ratio 3, San Francisco

View of Barry McGee's exhibition "Potato Sack Body" at Perrotin Tokyo, 2020 Photo by Maiko Miyagawa © Barry McGee Courtesy of the artist, Perrotin, and Ratio 3, San Francisco

View of Barry McGee's exhibition "Potato Sack Body" at Perrotin Tokyo, 2020 Photo by Maiko Miyagawa © Barry McGee Courtesy of the artist, Perrotin, and Ratio 3, San Francisco

View of Barry McGee's exhibition "Potato Sack Body" at Perrotin Tokyo, 2020 Photo by Maiko Miyagawa © Barry McGee Courtesy of the artist, Perrotin, and Ratio 3, San Francisco

View of Barry McGee's exhibition "Potato Sack Body" at Perrotin Tokyo, 2020 Photo by Maiko Miyagawa © Barry McGee Courtesy of the artist, Perrotin, and Ratio 3, San Francisco

View of Barry McGee's exhibition "Potato Sack Body" at Perrotin Tokyo, 2020 Photo by Maiko Miyagawa © Barry McGee Courtesy of the artist, Perrotin, and Ratio 3, San Francisco

 グラフィティ・アーティストのバリー・マッギーが、ペロタン東京では初となる個展を開催中。本展は、マッギーが2019年に香港のギャラリーで行った没入型の展覧会の続編となる。

 マッギーは1966年カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。都市文化の精神とコミュニティ意識を取り巻くアート・ムーブメント「ミッション・スクール」のメンバーとして、現在も同地を拠点に活動。多岐にわたる素材・技法を取り入れ、力強いパターン、図案化された頭字語、 哀調を帯びたカリカチュアなどを用いて、都市生活の複雑さを強調するアイコノグラフィーを描き、人間のあり様を色鮮やかに探求している。

 マルチパネル・ペインティングから、額装作品、個々に絵を描いた陶器やボトル、再利用されたファウンド・オブジェクト、そして連なった写真やドローイングからなるアッサンブラージュまでの幅広い制作は、マッギーの多才さとアートへの包括的なアプローチを示すもの。また、こうした多様な要素は、マッギーの出身地ベイ・エリア特有のコミュニティや多様性の感覚をも想起させる。

 本展では、コミュニティや関わりに重点を置くマッギーの精神に倣い、会期中、ペロタンの新設プロジェクト・スペースに特別なインタラクティブ・インスタレーション・ルーム「106RRR」が登場。癒やしと若返りの空間としてデザインされた部屋は、マッギーの多様なビジュアル表現が日本の美学と交差し、作家と日本の関係性に没入する希少な鑑賞体験をもたらすだろう。

 さらに、マッギーのパーソナルな写真や作品、ドローイングを収録した新刊のZINEによって本展を完結させ、作家の個性的な世界観や興味に光を当てる。

※新型コロナウイルス感染症の影響により、本展は3月25日をもって終了。ギャラリーの営業再開の予定は公式ウェブサイトにて案内。