EXHIBITIONS
シンビズム3
信州ミュージアム・ネットワークが選んだ作家たち
一般財団法人 長野県文化振興事業団と、県内の公立・私立施設やフリーの学芸員が共同企画する展覧会「シンビズム」の第3弾が開催されている。
「シンビズム」は「信州の美術の主義」を表し、「新しい美術」「真の美術」「親しい美術」などの意味が込められたもの。本展は2018年にスタートし、長野県の戦後の現代美術史をたどるうえで欠かせない作家たちに焦点を当ててきた。
「シンビズム3」は昨年9月より、安曇野髙橋節郎記念美術館 旧高橋家住宅主屋・南の蔵、上田市立美術館、一本木公園展示館/中野小学校旧校舎・信州中野銅石版画ミュージアムで開催され、茅野市美術館が最後の会場となる。
茅野市美術館では、身近な素材からなる立体作品やインスタレーション、塩素剤を使用した独自の銅版画を制作してきた天野惣平、自ら稲作に取り組むなど自然との共同的な作業のなかで、絵画や野外インスタレーションを手がける塚田裕、ワークショップに参加する人々の行為の痕跡を絵画やインスタレーションとして作品化し、私たちが日常で無意識に感じ取っているものへの思考を促す前沢知子、日本画を学んだ後、洋画の道へ進んで抽象表現を追求し、晩年には半具象の作品も残した吉江新二の4名を紹介する。
長野県芸術監督を務め、2019年6月に逝去した美術史学者・本江邦夫の構想から始まった「シンビズム」。その遺志を継ぎながら、本展の締めくくりとなる第4回(2020年展)では、これからの信州の現代美術を展望し、まだ知られていない若手作家を取り上げる予定だ。
「シンビズム」は「信州の美術の主義」を表し、「新しい美術」「真の美術」「親しい美術」などの意味が込められたもの。本展は2018年にスタートし、長野県の戦後の現代美術史をたどるうえで欠かせない作家たちに焦点を当ててきた。
「シンビズム3」は昨年9月より、安曇野髙橋節郎記念美術館 旧高橋家住宅主屋・南の蔵、上田市立美術館、一本木公園展示館/中野小学校旧校舎・信州中野銅石版画ミュージアムで開催され、茅野市美術館が最後の会場となる。
茅野市美術館では、身近な素材からなる立体作品やインスタレーション、塩素剤を使用した独自の銅版画を制作してきた天野惣平、自ら稲作に取り組むなど自然との共同的な作業のなかで、絵画や野外インスタレーションを手がける塚田裕、ワークショップに参加する人々の行為の痕跡を絵画やインスタレーションとして作品化し、私たちが日常で無意識に感じ取っているものへの思考を促す前沢知子、日本画を学んだ後、洋画の道へ進んで抽象表現を追求し、晩年には半具象の作品も残した吉江新二の4名を紹介する。
長野県芸術監督を務め、2019年6月に逝去した美術史学者・本江邦夫の構想から始まった「シンビズム」。その遺志を継ぎながら、本展の締めくくりとなる第4回(2020年展)では、これからの信州の現代美術を展望し、まだ知られていない若手作家を取り上げる予定だ。