EXHIBITIONS

飯沼珠実「JAPAN IN DER DDR—東ドイツにみつけた三軒の日本の家」

銀座ニコンサロン、大阪ニコンサロン
2019.12.25 - 2020.01.14, 2020.01.23 - 02.05

飯沼珠実 Leipziger Straße, Mitte / Spazieren 2014 © Tamami Iinuma Courtesy of KANA KAWANISHI GALLERY

飯沼珠実「JAPAN IN DER DDR―東ドイツにみつけた三軒の日本の家」(銀座ニコンサロン)での展示風景 © Tamami Iinuma Courtesy of KANA KAWANISHI GALLERY

飯沼珠実「JAPAN IN DER DDR―東ドイツにみつけた三軒の日本の家」(銀座ニコンサロン)での展示風景 © Tamami Iinuma Courtesy of KANA KAWANISHI GALLERY

飯沼珠実「JAPAN IN DER DDR―東ドイツにみつけた三軒の日本の家」(銀座ニコンサロン)での展示風景 © Tamami Iinuma Courtesy of KANA KAWANISHI GALLERY

飯沼珠実「JAPAN IN DER DDR―東ドイツにみつけた三軒の日本の家」(銀座ニコンサロン)での展示風景 © Tamami Iinuma Courtesy of KANA KAWANISHI GALLERY

 飯沼珠実の写真展「JAPAN IN DER DDR—東ドイツにみつけた三軒の日本の家」が銀座ニコンサロン、大阪ニコンサロンの2会場で開催される。

 飯沼は1983年東京都生まれ。2018年東京藝術大学大学院博士後期課程修了。現在は東京、ライプツィヒ、パリの3都市を拠点に活動。建築に詩的な解釈を与えることで生じる新たな言語空間を題材に、建築、視覚芸術とタイポグラフィの領域を横断しながら、写真とアーティストブック作品の制作に取り組んでいる。

 本展では、鹿島建設が東独より受注、ライプツィヒ、ドレスデン、ベルリンに建設した3軒の高級ホテルの丹念にリサーチし、5つの章にまとめたプロジェクト「Japan in der DDR - 東ドイツにみつけた三軒の日本の家」を発表する。

 同プロジェクトは、飯沼が2008~13年まで暮らした旧東ドイツの街・ライプツィヒに、自分の「家」をみつけるプロセスの記録として、都市と歴史、そして飯沼の個人的な経験を関わらせながら、発展させてきた。本展はこのプロジェクトの全体像を俯瞰する機会であり、1989年ベルリンの壁崩壊から30年という節目に、写真作品69点とアーティストブック作品5点が展示される。