EXHIBITIONS

第2回 コーポレート・アート・コレクション 

なにわの企業が集めた絵画の物語

岡本太郎 娘と犬 1953 株式会社大林組蔵

吉原治良 作品 1967 株式会社大林組蔵

 新しい美術館の完成や建設が進み、文化ゾーンに生まれ変わりつつある大阪・中之島。関西経済同友会は大阪・関西企業が所有する美術品を、一般市民そして次世代を担う子供たちに公開する取り組みのひとつとして、大阪の企業が所蔵する絵画による展覧会「なにわの企業が集めた絵画の物語」を開催する。
 
 本展では、印象派のマネや世紀末のパリを生きたロートレック、日本近代を代表する洋画家・藤島武二や藤田嗣治、具体美術協会の吉原治良、そして岡本太郎らの初公開作を含む43点の作品が集結。国内外で展開された近現代の多彩な美意識を紹介する。

 また2020年が1970年大阪万博から50周年を迎える節目に、会場内では万博を彩った作品を特集したセクション「EXPO’70の芸術」を設置。万博で提示された「芸術」と、万博のシンボル《太陽の塔》に焦点を当て、その模型や関連する資料などを交えて展示する。

 会期中には、これからの美術教育を考える教員向けのプログラム「対話型鑑賞教育」や、より開かれた美術館を提案する試みとして「プレミアム・ナイト・ミュージアム」などの企画も行われる。