EXHIBITIONS
青野文昭 ものの, ねむり, 越路⼭, こえ
青野文昭は「なおす」ことを主題に、家具や日用品などで廃棄物を補完して新たな形態を生み出し、時間を経たものの履歴を紡ぎ出す美術家。青野は、使い込まれた家具の使用痕跡や、浜辺の漂流物の欠損箇所などからイメージを膨らませ、全体像を想像で復元する、あるいは異なる種類のものと接合することで、道具としてではないもののかたちを照らし、そこに宿った人の念を引き出してきた。
本展では、仙台市に生まれ、東日本大震災の記憶とともに東北の現在を見つめてきた青野のこれまでの作品とともに、震災以後の表現の変化も踏まえた作家の新たな展望を紹介。荒浜や作並など仙台の各地、岩手県宮古市の鍬ヶ崎、また東京の吉祥寺や沖縄など、様々な場所のものから紡いだ物語を集合させ、せんだいメディアテークの1000平米のギャラリー全体を作品化する。
本展では、仙台市に生まれ、東日本大震災の記憶とともに東北の現在を見つめてきた青野のこれまでの作品とともに、震災以後の表現の変化も踏まえた作家の新たな展望を紹介。荒浜や作並など仙台の各地、岩手県宮古市の鍬ヶ崎、また東京の吉祥寺や沖縄など、様々な場所のものから紡いだ物語を集合させ、せんだいメディアテークの1000平米のギャラリー全体を作品化する。