EXHIBITIONS

青森EARTH2019:いのち耕す場所 -農業がひらくアートの未来

2019.10.05 - 12.01

雨宮庸介 truth 2005 Courtesy of the artist

ジャン=フランソワ・ミレー 落ち穂拾い(第二版) 1855 山梨県立美術館蔵

常田健 ひるね 1939 常田健 土蔵のアトリエ美術館蔵

大小島真木+アグロス・アートプロジェクト 明日の収穫 2017-18 Courtesy of the artists

リ・ビンユアン Freedom Farming 2014 Courtesy of the artist

久保寛子 現代農耕文化の仮面 2013(一部2019) Courtesy of the artist

 青森の大地(EARTH)に根ざしたアート(ART)の可能性を探究するシリーズ企画「青森EARTH」の今回テーマは「農業」。大地を耕し地域の食や社会を支える農業をヒントに、人が生きる力を養う術(アート)として芸術を紹介する展覧会「いのち耕す場所」を開催する。

 現場の取材に基づき、青森の農業にまつわる章構成となる本展。雨宮庸介、大小島真木、田中功起丹羽良徳、THE EUGENE Studioら現代アーティストの新作を中心に、近代の芸術家の作品、青森の子供たちの版画作品、農具などを横断的に展示する。

 そして、ヨーゼフ・ボイスの「人は誰もが芸術家である」という言葉をひとつの補助線として、農耕を中心とする無階級社会を目指した安藤昌益ら青森の「農の思想家たち」を現代アーティストの仕事とともに紹介することで、人がこの世界で生きることそのものの可能性を広げることを試みる。

 そのほかに参加するのは、浅野友理子(画家)、岩名泰岳(画家)、江渡狄嶺(青森出身の近代思想家)、大小島真木(画家)+アグロス・アートプロジェクト、オル太(アーティストコレクティブ)、久保寛子(アーティスト)、塚本悦雄(彫刻家)、常田健(画家/農民)、リ・ビンユアン(アーティスト)、三原聡一郎(アーティスト)、ジャン=フランソワ・ミレー(画家)、ジョン・ラスキン(社会思想家/美術評論家)、全12組。