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EXHIBITIONS

<企画展> 童画の国のパイオニアたち ―日本童画家協会の7人―

清水良雄 なはとび 『赤い鳥』1932年6月号(赤い鳥社)より 1932

武井武雄 レンズ 『キンダーブック』1929年11月号(フレーベル館)より 制作年不詳 イルフ童画館蔵

岡本帰一 チイサイセンセイ(部分) 『コドモノクニ』1926年3月号(東京社)より 1925

 第一次世界大戦を経て、1910年代に大正デモクラシーを迎えた日本。西欧から当時の先進的な技術や知識、芸術思潮や教育思想がもたらされ、子どもたちの個性を尊重する考え方が広まった。

 14年、羽仁もと子・吉一夫妻によって生活教育絵雑誌『子供之友』が創刊。18年に鈴木三重吉が童話と童謡の児童雑誌『赤い鳥』を創刊すると、『おとぎの世界』『金の船(=金の星)』『童話』などが続き、22年の鷹見久太郎による大判フルカラーの絵雑誌『コドモノクニ』の刊行によって子供のためのイラストレーションが華やかな時代を迎えた。

 芸術性の高い絵雑誌の続々と誕生するなか、これに刺激を受けた童画家たち、清水良雄、深沢省三、岡本帰一、武井武雄、川上四郎、村山知義、初山滋の7人によって「日本童画家協会」が結成。当時評価の低かった「童画」をひとつの芸術として確立すべく、展覧会開催や作品集刊行を行い、童画界の発展に尽力した。

 本展では、いわさきちひろを含め、後世の画家や子供の文化に大きな影響を与えた7人のパイオニアの作品が一堂に集結。日本童画家協会主催の展覧会出品作、また同会の面々が手がけた『コドモエホンブンコ』の仕事なども紹介する。