EXHIBITIONS
シャルル=フランソワ・ドービニー展
印象派へのかけ橋
19世紀フランスを代表する風景画家のひとり、シャルル=フランソワ・ドービニーの画業を紹介する、国内初の本格的な回顧展が開催される。
ドービニーは1817年パリ生まれ。イタリア滞在やアカデミックな修練を経て、50年代に画壇で風景画家としての地位を確立。40歳を迎えた年にアトリエを取り付けた船「ボタン号」を入手して、晩年にいたるまで、そこでみずみずしいタッチで水辺の風景を描き続けた。
広く人気を博したドービニーの作品だが、完成作に用いられる大胆な筆遣いが旧来の価値観に合わずしばしば批判の対象となった。しかし、印象派のクロード・モネらにとっては多大な影響を与え、ドービニー自身は新しい世代の画家たちの芸術を積極的に擁護したことでも知られる。
本展では、国内外のコレクションよりドービニーの画業初期から晩年までの油彩画・版画等約80点、周辺の画家らによる油彩画約20点を紹介。自然のなかに身を置く制作を重視した画家が描き出す、臨場感あふれる風景を楽しみたい。
ドービニーは1817年パリ生まれ。イタリア滞在やアカデミックな修練を経て、50年代に画壇で風景画家としての地位を確立。40歳を迎えた年にアトリエを取り付けた船「ボタン号」を入手して、晩年にいたるまで、そこでみずみずしいタッチで水辺の風景を描き続けた。
広く人気を博したドービニーの作品だが、完成作に用いられる大胆な筆遣いが旧来の価値観に合わずしばしば批判の対象となった。しかし、印象派のクロード・モネらにとっては多大な影響を与え、ドービニー自身は新しい世代の画家たちの芸術を積極的に擁護したことでも知られる。
本展では、国内外のコレクションよりドービニーの画業初期から晩年までの油彩画・版画等約80点、周辺の画家らによる油彩画約20点を紹介。自然のなかに身を置く制作を重視した画家が描き出す、臨場感あふれる風景を楽しみたい。