EXHIBITIONS

加藤泉 – LIKE A ROLLING SNOWBALL

ハラ ミュージアム アーク、原美術館|07.12 - 01.12, 08.09 - 01.12

左から加藤泉《無題》(2019) Photo by Kei Okano © 2019 Izumi Kato、《無題》(2008) 原美術館蔵 Photo by Ikuhiro Watanabe © 2008 Izumi Kato

加藤泉 無題 2019 Photo by Kei Okano © 2019 Izumi Kato

加藤泉 無題 2018 Photo by Yusuke Sato © 2018 Izumi Kato

加藤泉 無題 2004 高橋龍太郎コレクション蔵 Photo by Tsuyoshi Saito © 2004 Izumi Kato

 原始美術を思わせるミステリアスで⼒強い作品を手がけてきた加藤泉。原美術館(東京)と別館ハラ ミュージアム アーク(群⾺)の2会場で個展を開催する。

 加藤は1969年島根県⽣まれ、92年武蔵野美術⼤学造形学部油絵学科卒業。現在は東京と⾹港を拠点に活動している。90年代半ばより絵画作品を発表し、2000年代に⼊って⽊彫も制作。2007年のヴェネチア・ビエンナーレへの招聘をきっかけに国際的な評価を獲得し、⽇本、アジア、欧⽶とその活動の舞台を広げてきた。近年はソフトビニール、⽯、ファブリックなど多様な素材を⽤いたダイナミックなインスタレーションを展開。いっぽうで、版画制作にも取り組むなど意欲的な創作活動に注目が集まる。

 東京の美術館では初の⼤規模個展となる原美術館の展示では、新作の絵画、彫刻作品約30点を、元・個⼈邸宅という原美術館の独特の建築空間と対話するように展⽰する。そして、別館のハラ ミュージアム アークでは、作家秘蔵の未発表作品も交え、代表作を中⼼に約100点にのぼる圧倒的なスケールの作品群で、これまでの活動を振り返る。

 東京と群⾺、まったく異なる展⽰空間を持つ両館で加藤の初期から最新作までを網羅し、その全貌に迫る本展は、平成を駆け抜けてきた作家の表現世界を改めて検証し、今後の活躍を展望する好機となるだろう。