EXHIBITIONS
日本の書-和歌と詩のかたち
流麗な線や緩急自在な字流れ、字形の絶妙な配置、そして装飾された料紙が響き合う「和歌」の書。平安時代の王朝貴族たちの繊細な美意識によって完成した「かな」、それを用いてしたためられた姿そのものも、他に類をみない造形美を生み出した。
本展では、詩歌の作品が多く含まれる住友コレクションの日本書跡より、かな古筆の白眉とされる《寸松庵色紙》をはじめ、料紙装飾も美しい歌切、歌会の和歌懐紙、さらには画賛など、平安から鎌倉時代に高揚し、長く書き継がれた和歌の造形を紹介。また中国からの新風に触発された漢詩文の条幅など、近世に生まれた詩歌表現のかたちにも注目する。
本展では、詩歌の作品が多く含まれる住友コレクションの日本書跡より、かな古筆の白眉とされる《寸松庵色紙》をはじめ、料紙装飾も美しい歌切、歌会の和歌懐紙、さらには画賛など、平安から鎌倉時代に高揚し、長く書き継がれた和歌の造形を紹介。また中国からの新風に触発された漢詩文の条幅など、近世に生まれた詩歌表現のかたちにも注目する。