MUSEUMS / GALLERIES

泉屋博古館

京都

泉屋博古館外観 撮影=河合止揚

中庭をのぞむ休憩室 撮影=河合止揚

 泉屋博古館は1970年に開館した、住友コレクションを収蔵、展示する美術館。数寄者として知られた住友家15代当主・住友春翠が煎茶席の床飾りとして求めた中国古代青銅器を中心として、日本・中国の書画や茶道具、文房具など、多様な美術品を収蔵し、企画にあわせ公開。特に青銅器は、中国国外では質・量ともにもっとも充実したコレクションとして世界でも知られている。

 京都東山を望む閑静な地域に佇む同館は、落ち着いた展示室のほか、開放的な中庭を望むロビーなど日常を忘れさせてくれる雰囲気に満ちている。