EXHIBITIONS

山根一晃「パースペクティブ / 結節点 / 行為あるいは作用として」

CAPSULE、SUNDAY
2019.04.06 - 05.06

山根一晃 無題(誰が気にするっての、人生は続くのよ) 2017

山根一晃 無題(在りあらず) 2017

 アーティストとして活動し、プロジェクト・スペース「statements」やオープンスタジオ「SUPER OPEN STUDIO」のディレクターを務めてきた山根一晃。その4年ぶりとなる個展がCAPSULEとSUNDAYで同時開催される。

 山根は1982年広島県生まれ。2010年東京造形大学大学院造形研究科造形専攻美術研究領域修了。アーティストとしては、2015年の個展「after “the riverrun the”」(XYZ collective、東京)以降、「ファミリー / コンセプチャル」(Art Center Ongoing、東京、2017)」、「helen at the mountain(てつおのガレージ、日光、2018)」など、作家たちの企画によるグループ展を中心に参加してきた。

 16年〜17年まで、プロジェクト・スペース「statements」を運営。2013年から相模原地域で行われている「SUPER OPEN STUDIO」のディレクションなど、制作以外の活動にも重点を置いてきた。「アーティストのあり方と存在は、彼と彼を取り巻く表象装置としての社会が関わっている」と語る山根にとって、こうした活動は社会に対するアプローチのひとつであり、作品制作においても反映されている。

 本展では、「歴史」を形成する史観を一つの「表象装置」あるいは「領域」といったフレームワークとしてとらえ、その中で「もの」のあり方がどのように関わっているのかを探っていくシリーズの新作を発表。今回はコンテンポラリーという時代状況を省察し、同シリーズを深化させる。