EXHIBITIONS

竹久夢二 美人画展 ―わたし美人? ―

2019.01.03 - 03.31

竹久夢二 水竹居 昭和8年

竹久夢二 一座の明星(部分) 大正初期

竹久夢二 APL・FOOL 大正15(1926)年

美人絵葉書

高畠華宵 ビクター蓄音機広告 昭和5年

 女性の美しさを主題とする「美人画」を描いた画家として知られる竹久夢二。独特の女性像は「夢二式美人」と呼ばれ、明治末から大正時代にかけて一世を風靡した。

 「夢二式美人」の特徴は、大きな眼、色白のうりざね顔、曲線的で華奢な肢体、憂いを帯びた表情など。夢二の絵に似せて「夢二式」に装う女性達も登場し、「夢二式」と いう言葉は現実の「美人」を表す代名詞としても用いられた。

 本展では、現代においても夢二が描いた美人画が「美人」と言えるのかに着目し、美人画・美人とは何かを検証。鏑木清方や北野恒富といった弥生美術館所蔵の作品、当時の写真・雑誌記事などの「美人」にまつわる資料もあわせて展示し、美人画の系譜をたどりながら、その魅力と謎に迫る。