EXHIBITIONS

有吉達宏「to elephant time」

2019.02.07 - 02.24

有吉達宏 to elephant time 2018-19 video © Tatsuhiro Ariyoshi Courtesy of MEM, Tokyo

 アニメーションと絵画を行き来し、独自の表現を模索するアニメーション作家・画家、有吉達宏の個展が開催される。

 有吉は1984年愛知県生まれ、2013年東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。個展やグループ展、あいちトリエンナーレ2010、アート・アニメーション・フェスティバル2007、2008にも出品するほか、映画のアニメーションパートや舞台映像も手がけ幅広く活動している。

 アニメーション作品では、散策中に拾った石を起点とした《石から》(2013)や、滋賀県米原市の伝統行事から着想を得た《ある心の旅》(2010)などを発表。手書きの膨大な絵からなる作品は、人間の内にある絶望や希望に焦点が当てられている。

 本展では、ある瞬間に頭に浮かんだ現れた2匹の象が漂う映像のイメージをもとに、神格化されることもある象に対する個人的な思いからアプローチした新作アニメーションを発表する。

 なお、本展は東京都写真美術館主催の「第11回恵比寿映像祭」(2月8日〜24日)の地域連携プログラムの一環として開催される。