光るグラフィック展2

　2014年2月に開催された「光るグラフィック展」は、紙からデジタルへと作品鑑賞のメディアが変化する中で、15組のグラフィックデザイナー、デジタルクリエイターの作品を同サイズの光るモニターで展示し、クリエイターの多様な表現やアプローチを紹介した。

　その第2弾となる今回では、ギャラリー内を、実空間（フィジカル）と3D空間（デジタル・バーチャル）で構成。実空間では、ポスター、絵画、写真、映像などの作品、3D空間では空間も作品も発光している状態でデジタル化された作品が展示され、両方の空間で同じ作家の作品を鑑賞することができる。

　参加作家は、藍嘉比沙耶、エキソニモ、大島智子、葛西薫、亀倉雄策、カワイハルナ、北川一成、groovisions、小山泰介、佐藤晃一、ジョー・ハミルトン、鈴木哲生、谷口暁彦、永井一正、永田康祐、 Nejc Prah、長谷川踏太、原田郁、UCNV。

　デジタル技術の進化やインターネット環境の変化によって現実と仮想の境界がなくなりつつある中で、「オリジナル」の所在、そして今後のグラフィックの存在のあり方を体験する展覧会となる。