EXHIBITIONS

時の花 - イイノナホ展 -

イイノナホ 時の花(部分) 2018 撮影=『白の美術館』テレビ朝日 / BS 朝日

イイノナホ 時の花 2018 撮影=『白の美術館』テレビ朝日 / BS 朝日

イイノナホ カミサマ 2013

イイノナホ AIR 2013

イイノナホ KODAMA 2016

イイノナホ very sweet 2011

 国内外の住宅や店舗、美術館向けにシャンデリアなどを手がけるガラス作家・イイノナホの個展が開催される。

 イイノは1967年北海道生まれ。90年武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業、96年ピルチャック・グラス・スクール(シアトル)でカーチス・ブロックに師事し、「イイノナホグラスガーデン」を設立。97年から個展を中心に制作活動を行う。2019年には、東京・千駄ヶ谷にてフラッグシップショップのオープンも予定している。

 すべて手吹きで製作されるイイノの作品は、ガラスの持つ繊細さと手作業から生み出される暖かさを兼ね備えた佇まいが特徴。そのときを盛りに咲く花という意味を持つ古い言葉からとられた本展タイトルの「時の花」は、「すべてのものは変化し続けて、同じところにとどまることはなく、その時々に精一杯咲いている花と自分とが重なる」というイイノの思いが込められている。