EXHIBITIONS

RCRアーキテクツ展 夢のジオグラフィー

ラ・リラ・シアター・パブリック・スペース スペイン、リボイ 2011 © Hisao Suzuki

トゥッソル・バジル陸上競技場 スペイン、オロット 1991-2012 © Hisao Suzuki

スーラージュ美術館 フランス、ロデーズ 2014 © Hisao Suzuki

ヴァールゼ・クローク・メディアテーク ベルギー、ゲント 2017 © Hisao Suzuki

 スペイン・カタルーニャ地方のオロットを拠点に、歴史や文化、自然に寄りそった活動を続ける「RCRアーキテクツ」の展覧会が開催される。

 「RCRアーキテクツ」はラファエル・アランダ、カルマ・ピジェム、ラモン・ヴィラルタによって1988年に設立。つねに3人で対話を重ね、カタルーニャの土地に根差しながら詩情豊かな建築を生み出してきた。2013年に「RCR BUNKA財団」を立ち上げ、建築とランドスケープ、アートや文化と社会との関わりの促進に寄与する活動を続けている。17年にはその取り組みが評価され、プリツカー建築賞初の3人による同時受賞という快挙を成し遂げた。

 本展は「RCRアーキテクツ」のこれまでの歩みを振り返るもの。あわせて、「夢」をテーマにカタルーニャ地方ガロッチャで進めている「ラ・ヴィラ」プロジェクトを、ドキュメンタリー映像やドローイングなどの資料で紹介する。

 同プロジェクトは、広大な敷地に研究施設や工房、宿泊施設、パビリオンなどを配した「ラ・ヴィラ」に人々が集まり、自然を空間として体感することで、知覚そのものを学ぶ研究の場の実現を目指すもの。その中のひとつ「紙のパビリオン」には、奈良県吉野町の木材が用いられている。