EXHIBITIONS
幕末維新を生きた旅の巨人
松浦武四郎
見る、集める、伝える
「北海道の名付け親」と呼ばれ、内陸部までを詳細に記した地図を作成したことでも知られる松浦武四郎。ロシアとの国境問題で揺れていた江戸幕末期の蝦夷地(北海道)を6回にわたり踏査し、アイヌ民族の生活、文化などを克明に記録し、『十勝日誌』などの書籍や地図、すごろくとして発行した。松浦によって命名された「北加伊(海)道」は、「北のアイヌの人々が暮らす大地」という思いが込められ、自身とアイヌの人々との強い結びつきが表されている。
また、松浦は幕末の志士や政治家、学者、文人とも幅広く交流。情報通・蒐集家としても有名で、その強い好奇心と情熱のもとで旅を続け、幕末維新という激動の時代の諸相を伝えようとした。
本展は、松浦の手による地図や日誌、絵画、書簡、蒐集した書画骨董品といった古物などを通してその生涯をたどる。
また、松浦は幕末の志士や政治家、学者、文人とも幅広く交流。情報通・蒐集家としても有名で、その強い好奇心と情熱のもとで旅を続け、幕末維新という激動の時代の諸相を伝えようとした。
本展は、松浦の手による地図や日誌、絵画、書簡、蒐集した書画骨董品といった古物などを通してその生涯をたどる。